「少年事件が凶悪化」なぜデータと実感がずれるのか
最終更新日:2015年3月14日
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川崎市の中学生殺害事件をめぐり、自民党の稲田政調会長が「少年事件が非常に凶悪化している」と述べ、Yahoo!ニュースの意識調査でも「少年事件が凶悪化していると感じる」人が多数派になっています。しかし、統計上は少年の検挙人員や「凶悪犯」が増えているとは言いがたいとの指摘もあります。データと実感のずれはなぜ生じるのでしょうか。(イメージ:アフロ)
「少年事件の凶悪化」をめぐる意見
- Yahoo!ニュースの意識調査では3月13日時点で約11万票が集まっており、「少年事件が凶悪化していると感じる」が79.6%で「少年事件が凶悪化しているとは感じない」の17.6%を大きく上回っています。
「凶悪化していると感じる」意見
- 確かに少年犯罪は減っているかも知れません、でも犯罪自体の内容は比べ物にならないぐらい悪質化しています。悪質と言うより残忍な方法が多いと思います。またその経緯に至っては、ほんの些細なことから人を殺めてしまうことです。命の尊さを失いつつ有ると思います。
- 犯罪の数は横ばいかやや減少っぽいが、タチが悪くなってきている。少年事件に関わらず、全体が凶悪化している感は否めない。狡猾で地味な犯罪はむしろ増加しているように思う。
- 教育が荒れていると感じます。また、家庭が崩壊していると感じます。道徳の見直しが急務だと思います。
「凶悪化しているとは感じない」意見
- マスメディアを中心に過剰反応してるだけなのかなーって感じます。昔からこうゆうエグい事件ってあったわけだし…モンスター○○ってのを製造し拡散しているのはマスメディアそのものだとそろそろ気づいた方が良い。
- 少年犯罪の凶悪化は件数では無く、事件が劇場化してTV受けのネタになっている。それは今までには無かったセンセーショナルなストーリーとなっている。被害者意識からすると、より凶悪化していると感じる。結果的に、より厳罰化を求める声が増える。
- 少年の凶悪犯罪件数が増えているのではなく、インターネットという媒体によって増えているように見えているのが実態ではないだろうか?
統計上は減少、「凶悪犯」も増えず
- 統計上の少年事件は検挙人員、人口比とも減少が続いています。また「凶悪犯」も長期的には減少傾向にあり、特に殺人は2001年以降、減少を続けており、「凶悪犯罪」が増えているとは言いがたいと指摘されています。
「体感治安」はなぜ悪化するのか
- 統計上は犯罪は減少しているのに「体感治安」が悪化するのはなぜなのでしょうか。その理由としては、メディアが特異な犯罪を集中豪雨的に報道することや、殺人事件の件数が減ることで、逆にニュースの扱いが大きくなってきたことなどが挙げられています。