おはようございます。
片山千恵子です。
今日の「サキどり旅するケーザイ」第3弾という事で島根県にやって来ました。
美しい松江城。
それに出雲大社。
いろんなすてきなものがありますが今日お届けするのはこれ。
えっ?何だか分かりますか?キラキラしてる。
ブ〜!ヒントはこれですよ。
お〜宮崎駿監督の「もののけ姫」ですよね。
実はここで作っているものが答えなんです。
えっもしかして?分かりましたか?ところでカビラさん。
「もののけ姫」に出てくるこの村島根県にモデルがあるって知ってましたか?ほう!…という事はこのおみ足きれいな女性の皆さん美肌自慢の島根の皆さんって訳?かもしれないですね。
え〜っ?
(2人)おはようございます。
今日の「サキどり」は「旅するケーザイ」です。
47都道府県を旅して地域経済の明るい話題を発掘致します。
今回はこちら。
おっ。
島根県です。
人口は69万。
島根の場所念のため確認です。
ここですよ。
ちなみに鳥取がこっちですからね。
でもごめんなさい。
行った事ないんです島根。
あまり印象が…。
島根いいところなんです。
ご紹介しますよ。
名所ですと出雲大社それから世界遺産石見銀山もありますよね。
グルメですと高級魚ノドグロ!錦織圭選手の好物。
ですよね。
いろんないいものあるんですが今日お届けしたいのがよいしょこちらです。
おお〜ずっしり。
鉄ですね。
そうなんです。
実はこの辺りの地域というのは西洋の製鉄技術が伝わる明治時代までなんと全国の8割以上の鉄を作っていた鉄の集積地なんですよ。
8割以上。
一大産業じゃないですか。
そうなんです。
という事で今回訪ねたのはこちらです。
奥出雲町と雲南市のある奥出雲地方。
それから安来市なんですね。
実はこの辺り鉄の道文化圏と呼ばれていて昔から鉄作りが盛んな場所なんです。
まさにあの「もののけ姫」の世界ですね。
そうなんですね。
その鉄の道をめぐる旅。
まずはこちらからです。
一路中国山地の奥地へ。
向かうは鉄の道の始まり奥出雲地方です。
お〜単線ですよ。
一両列車。
いい風情ですね〜。
ですよね。
今回一緒に旅をしたのはこの方。
うん?この大柄な男性は?そう。
ものづくりが専門分野片岡利文解説委員です。
詳しいんですよね〜。
実は今回の鉄の道の旅片岡さんのアイデアなんですよ。
そうなんですか。
あ〜いいですね〜。
降りたのは山の中の小さな駅。
ここもいいなあ。
(片岡)不思議な感じでしょ?「亀嵩」。
ここ知る人ぞ知る駅なんですよ。
実はですね…名作ですよね。
ただこの亀嵩駅と鉄どういう関係あるんですか?この駅は…なるほど。
僕が位置づけたという部分もあるんですけども。
という事でここから…行ってきます。
やって来たのはなぜかこの棚田。
まさになぜに?奥出雲一帯に広がる棚田はおいしいブランド米の産地として有名なんだそうですが…。
ほう。
この棚田?この棚田。
そうなんですよ。
ここで。
ここで?そう。
この地方の棚田。
もともとは山を切り崩して砂鉄を土ごと水に流す鉄穴流しという作業が行われていたんですね。
ほう。
段々になった池の上から砂鉄を含んだ泥水を流していく事で徐々に土を取り除いて砂鉄を集めていったんです。
こんな仕組みがあったんですね。
奥出雲地方がどれだけ砂鉄に恵まれているか片岡さんが面白い実験を見せてくれました。
ここで?うん。
まさか?入るんですか?磁石をね川につけますよ。
川の砂に。
いやいやいや。
そんな。
そうすると…。
あっついてる!これ見えます?泥じゃないですよ。
これ砂鉄?そうなんですよ。
私もやりたい。
やりたい?危ないかな?ちょっとやってみる?大丈夫?やっていいですか?いいですよ。
ちょっとやろう。
この辺でも採れるんですか?採れます採れます。
本当?ギュッと差し込んで下さい。
かなりグイッといってる。
あ〜採れた〜!僕よりも採れたじゃないですか。
いっぱい採れましたよ。
うれしい。
え〜っ?すごい。
この地方で。
へえ〜。
こうした砂鉄を原料に奥出雲地方で行われてきたのが1,000年以上の歴史を持つたたら製鉄なんです。
1,000年すごいんですけどたたらって一体。
たたらというのは風を送るふいごの事。
これ。
炉の中に風を送って炭火で砂鉄を三日三晩溶かし続けて鉄を作るんです。
すごいな三日三晩72時間以上?最盛期の江戸時代後期には日本の鉄の8割がこの辺りを中心にたたら製鉄で作られていたんですね。
まあいわば島根は日本の工業地帯。
その礎を作ってた。
はい。
しかし20世紀に入ると早く大量に鉄を作る西洋式の製鉄技術が主流となってたたらは廃れてしまったんです。
今ではこの奥出雲のたった1か所で年に2回日本刀を作るために行われているんです。
でもまだやってるんですね。
そうなんですよ。
三日三晩の作業を取りしきるのがこの方村下と呼ばれるリーダー熟練技術者木原明さんです。
炎の色を読みながら風の量砂鉄の入れ方を微妙に調整。
質のよい鉄を作り上げているんです。
ほう。
とりわけ鍵となるのが鉄から不純物だけを取り除くノロ出しという技。
これですか。
出来上がった鉄の品質を左右する作業なんですよ。
大事ですねこれは。
しかし1,000年以上の歴史を受け継いでいるこの熟練の技すばらしいです。
この炎読む訳ですね。
大きい!大きいでしょ。
こちらがたたらで作った鉄の固まり…というんですね。
金偏に母と書く。
そして「けら」と読む。
重さは3トンもあるこの。
割って品質のよい部分を取り出したのがこちら…これがそうなんだ。
この玉鋼で今も作られているのが武士の魂日本刀なんですね。
きましたね〜。
妖しい危険な美しさ。
さあ更に山の奥へと入っていきます。
かつてたたら製鉄で栄えた集落が今も残っているんです。
えっ?残っている。
あるんですよ〜。
ほう。
到着。
へえ〜。
ここにだけ家々がありますね。
たたら製鉄を江戸時代からやってた集落なんですね。
一番奥に見える黄色い建物があの中にたたらがあるんですよ。
鉄を作る。
今もあるっていう事ですか?保存されているんです。
ここでは大正時代まで129年もの間たたら製鉄が行われていたんです。
ふ〜ん。
こんにちは。
朝日さんいらっしゃいますか?あっこんにちは。
片岡さんが取材した事がある朝日さんにたたらへの案内をお願いしました。
この集落にはたたら技術者の子孫の皆さん今でも10世帯25人が暮らしてらっしゃいます。
(片岡)唯一なんですね。
昔のままというか手を加えながら。
(朝日)はい。
どうぞお先に。
失礼します。
わあ〜!こういうふうになってるんだ。
(朝日)これがほんまもんのたたら場の内部になります。
へえ〜!このたたら場国の重要文化財にも指定されています。
かなり広いですね。
そう。
実は映画「もののけ姫」のモデルになったといわれているんですね。
なるほどね。
でも確かに似てますよ。
日本の鉄を一手に支えていたこの地方のたたら製鉄。
中でもこのたたら全国一の生産量を誇っていたんですよ。
トップだったんですか?はい。
この地域の方にとってこのたたらってどんな存在なんですか?地味だけども。
(片岡)地味だけど原点だと。
奥出雲地方でかつて盛んだったたたら製鉄。
今歴史ある鉄の文化を売りに観光客を呼び込もうと動いています。
失礼致します。
藤原さん?その仕掛け人を訪ねました。
藤原さんは元村役場の企画課長。
深刻な過疎の問題にどう対処すればよいのか頭を悩ませてきました。
そこで思い至ったのが鉄の歴史を生かして観光業を興す事。
モデルにしたのはこちらイギリスの古い製鉄の町で…ゴーストタウンだったこの町を鉄の歴史を学べる場として整備したところ年間60万人以上の観光客が訪れるようになり人口も倍増しました。
すごい!藤原さんたちは県や国の役所に通い詰めてさまざまな補助制度をフル活用。
博物館それから宿泊施設などを整備しました。
一帯を鉄の歴史村として売り込んできました。
まあ頑張ってらっしゃいますけど結局箱物って事ですか?う〜んでもそれだけではないんです。
こちらたたら体験のイベントなんです。
本物さながらに小さな炉を組み立てて一日がかりで砂鉄から鉄を作っちゃうんです。
えっ?体験しながら鉄作り学べる?はい。
名付けて知的観光。
おっ知的観光いい響きですね。
歴史あるたたらを見て学ぶだけではなくてこうして体で感じるイベントの魅力も相まって遠くからも人がやって来ています。
どのぐらい遠く?この「オォーッ」という体験を通じての感動こそ知的観光のだいご味なんですね。
オォーッ!これほかの地域でも学びありそうなポイントですね。
そうですね。
いや〜かつて島根に一大鉄の工業地帯があったとは驚きました。
そうですよね。
しかもここが日本のものづくりの原点だったんだなというそういったものも感じましたね。
そうですね。
あの藤原さん観光客を集めて過疎から脱却しようというような発想だったんですけれどもなかなか難しそうですね。
そうなんですよね。
実際一時的には人口減少歯止めかける事ができたんですがやはりまた減少に転じてしまったんですね。
藤原さんいわば名言ですよね。
したいんですけれどもね。
だからこそ今知的観光に力を入れている訳なんですね。
普通の観光ではなくて体験ですとか地元の方と交流をする。
付加価値をよりつけていくというところに重きを置いていらっしゃるんですよね。
過疎だから諦める心折れるじゃなくてずっと継続して細々でもいいから続ける。
諦めない続ける継続するこれがポイントなんでしょうね。
まさにそこがポイントですね。
さあ鉄の道をめぐる旅まだまだ続きます。
続いてはこちら。
安来市です。
鉄の道の終着点安来市はかつてたたらで作られた鉄を全国に運び出す港町として栄えました。
なるほどここ。
はい。
とってものどかでいいところですね〜。
安来市にやって来ましたね。
実はたたら製鉄の伝統を受け継ぎながら…世界に?世界です。
行ってみましょうか工場。
はい。
安来市に2つの工場を構えるこのメーカー。
もともとは1899年たたら製鉄の経営者たちが西洋式の製鉄に対抗するために連合して作った会社なんです。
歴史ありますね。
うん。
以来116年たたら製鉄の伝統を生かした鉄作りで高い評価を獲得してきました。
なかなか見られないんですよね。
そうですね。
一般的には入場お断りで。
そうですよね。
鉄の工場初めてですよ。
楽しみでしょ?はい。
おっ工場デビュー?ワクワク!工場に入るとちょうど鉄作りが始まろうとしていました。
グッドタイミング!炉の中に原料を入れるところです。
あっ原料ね。
これたたら製鉄では砂鉄が原料でしたよね。
あれ?これは?現代の製鉄はくず鉄なんですね。
(物音)うわっ!何!?びっくりした!何ですか?この連打的な音は。
これは電気の力でくず鉄を一気に溶かしている音なんですよ。
電気?だからカミナリって事?なんです。
熱〜い!熱いでしょ。
片山さんね今開いたから熱いですけど…あっ見えた!鉄が燃えてる溶けてますよ。
(片岡)表面にちょっとボコボコした黒っぽいものがあるでしょ。
はいボコボコしてますね。
(片岡)あれが不純物なんですよ。
でねその不純物をさあこちらの方が今この棒を持ちました。
え〜!?何ですか?これは。
これノロかきといって1,600度もある鉄の表面から不純物をかき出しているんですよ。
え〜っとノロかきどっかで聞いたような…。
そう実はこれ。
あっ!たたら製鉄で玉鋼を生み出す鍵となる技ノロ出しを受け継いだ作業なんですね。
なるほどね。
これ機械じゃ駄目なんですか?駄目なんです。
やはり人の目で確認して不純物だけを確実に取り除く事で鉄の純度を上げるんです。
う〜ん。
やはり最後は熟練の技が物を言うんですね。
(片岡)だいぶきれいになってきましたね。
ほら黒いのが無くなってきたでしょ?本当だ。
中見てみると鉄の表面に浮いてるもの無くなってきました。
お〜!まさに熱く固い思いで作ってるんですね。
さすが!鉄だけに。
こうして作られた鉄はとても強くてしなやかなんですね。
通常の鉄の10倍以上の値段で取り引きされているんです。
10倍?はい。
すごいですね!高価な鉄何に使われているんですか?身近なところでは包丁です。
なるほど。
特に堺三条といった名高い産地の包丁はほぼ全てこの工場の鋼を使っているんですよ。
ほら。
確かに。
更にかみそりの刃。
世界シェア60%。
すごい。
そんなに。
更に更にエンジンや変速機などの自動車部品まで。
う〜ん。
ほかにも高い性能を必要とするところにはこの工場の鋼ありといわれるほどいろ〜んなところに使われているんですね。
すごいですね。
そんな高品質な鉄を武器に今この工場が踏み出そうとしているのがこれ航空機の部品作り。
空飛ぶんだ。
ちなみにこれジェットエンジンの部品。
来ましたね。
そして極秘で開発中の部品も。
何何?これも航空機?何か大きいしゃぶしゃぶ鍋みたいな感じに見えちゃうんですけど。
でもねたぶんねこれテレビで放送してる時にはぼかしが入ってます。
えっ…。
じゃあ今言ったの言っちゃいけなかった。
いや別にしゃぶしゃぶ鍋ぐらいいいんじゃないですか。
いいですか。
間もなく飛行試験が行われる国産ジェット機をはじめ今世界でジェット機の開発競争が盛り上がっています。
ほう〜。
2030年代半ばには市場規模が倍増。
50兆円にもなるといわれる民間の航空機産業。
すごい。
自慢の鉄で自ら部品作りにまで乗り出し世界に挑戦しようというんです。
そうですそうです。
だから…いきなり何かほかのが駄目だから航空機で一発逆転っていってもそんな簡単な分野ではないんです。
ですよね。
ほかのところで今順調にいってるんで…なるほど。
先月。
この工場が航空機産業に本格的に乗り出すために導入した切り札とも言える装置がお披露目されたんです。
テイクオフするために?はい。
あれなんですよ。
何ですか?これは。
大きい。
これはですね真空溶解炉っていうんです。
何ですか?これ航空機部品に必要なとても質の高い鉄を大量に作る事ができる装置。
70億円もするんですよ。
おっとしますね。
もう工場全体が一つの装置で大きさも世界最大級だそうです。
え〜。
失礼致します。
皆さん神妙な顔されていますね。
たくさんの方。
これから神事が始まりますんで。
会場には経済産業省の皆さんや地元自治体のトップなど大勢が駆けつけて新たな産業への期待の大きさが感じられました。
そうですね〜。
カビラさんこの方に見覚えないですか?真ん中の方ですか?はい。
いやちょっと…。
あの方です。
ええ。
今も全国でただ1か所行われているたたら製鉄のリーダー村下の木原明さんです。
おお〜。
実は木原さん元はこの工場の技術者。
その腕を見込まれて村下に抜てきされたんですね。
なるほどね〜。
この工場とたたら製鉄本当に縁が深いんですね。
もともと…木原さんもその先人のお一人ですよねまさに。
今まだ現役でいらっしゃいますが。
それは未熟ながら受け継いでおりますけど。
いや片山さんずっと木原さん凝視してますよ。
もうまさにこの方がたたらを受け継ぐ方なんだな〜とほれぼれしちゃいました。
オーラがすごい。
うん。
あ〜。
きれい。
海も見える。
(片岡)いいでしょ。
安来の町を見下ろす丘の上で鉄の道の旅は終了。
1,000年を超える鉄の歴史を過去から未来まで一気に駆け抜ける旅でした。
さあスタジオには今回一緒に旅をした片岡解説委員です。
おはようございます。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お疲れさまでした。
しかし航空産業70億円ですか?そうですね。
あの真空溶解炉ですよね。
京浜阪神といった四大工業地帯じゃなくてですね山陰の島根に投資してるっていう事がすごく意義深いと思うんですよ。
ああ。
VTRの中ではノロかきという作業を中心に紹介したんですがほかにも鋼作りの中ではいろんな金属を独自のレシピで混ぜ合わせたりして極めて強じんな鋼を作るんですね。
でこうしたほかにはなかなかできないような鋼を作っていれば日本国内でものづくりができる。
もっと言うとですね島根という…昔の歴史を大切にしながら最先端もいく。
そうです。
温故知新ってそういう事ですよね。
そうです。
まさにそうです。
まあ安来の場合は非常に面白いのが地域の方々が営々と受け継いできたたたら製鉄の技や精神を受け継ぐ形でやってますよね。
これってほかの地域他分野でもいけそうじゃないですか?あるでしょうね。
こういういわばその土地や人々の生活に刻み込まれた産業の遺伝子のようなものっていうのは安来だけじゃないと思うんですよ。
島根だけじゃないと思うんですよ。
いろんな所にあると思うんですね。
例えば工業じゃなくても農業であったり水産業であったりそういう産業の遺伝子をそれぞれの地域で見つけてそれをこの21世紀にふさわしい形で新たな形で発言する事ができればこれから日本という国地方から面白い事になっていくんじゃないかなというのを感じたんですけどね。
実際僕も西陣織の会社の若い経営者の方お話を伺った際に…ただしそれをうまく広げるためには反物ですから幅が狭いんですよね。
でもそれだと汎用性がないので前代未聞の西陣織の…対応するようにしたっていう。
そういう動きもあるという事はいろんなあまた名産品日本ある訳で可能性があるっていう事ですよね。
まさに今求められているニーズに合わせて伝統をシフトしていくという事ですよね。
本当に産業の遺伝子というものが実はいろんな所にあるんじゃないかなと思うんですよね。
そうした地域の情報を掘り起こして全国各地を旅しようというのがこの「旅するケーザイ」なんですね。
もし「我が町にこんな動きがある。
こんなすごいものがあるぞ」というものありましたら是非番組に情報をお寄せ下さい。
お願いします。
お待ちしております。
さあそのよき知らせを待っているという事でエンディングナンバーはSTEELYDAN「IGOTTHENEWS」。
今はそういう事関係ないですから。
自分の事…。
(悲鳴)うわっ出てきた。
わ〜大きい!
(片岡)出てきた出てきた!出てきた。
大きい!こんなに大きいんですね。
2015/04/28(火) 01:30〜02:00
NHK総合1・神戸
サキどり↑「旅するケーザイ in 島根県」[字][再]
地域経済を応援する『旅するケーザイ』、今回のテーマは島根県の『鉄』。綿々と続く「たたら製鉄」の伝統を、製鉄業の最先端の分野や観光振興に生かしていく道を探る。
詳細情報
番組内容
ニッポン各地を訪ね、地域経済を応援する『旅するケーザイ』。今回注目するのは島根県の『鉄』! かつて国内の鉄の8割を生産していた中国地方。伝統の「たたら製鉄」の技法を受け継ぐ安来の製鉄会社は自慢の特殊鋼で航空機産業に打って出る。一方、鉄作りの史跡が多く残る奥出雲・雲南地域では「鉄」を切り口に観光で活路を見いだそうとしている。土地に刻み込まれた産業の遺伝子を再び発現させ、地域活性化につなげる道を探る。
出演者
【出演】NHK解説委員…片岡利文,【司会】ジョン・カビラ,片山千恵子
ジャンル :
情報/ワイドショー – その他
ニュース/報道 – 経済・市況
バラエティ – その他
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