【DeNA】今季初の5連勝!久保は8回無失点初勝利

2015年4月29日6時0分  スポーツ報知

 ◆広島0―1DeNA(28日・マツダスタジアム)

 DeNAが広島に完封勝ちし、今季初の5連勝を飾った。久保は8回4安打無失点で、12球団の開幕投手として最も遅い今季初勝利を挙げた。チームは7連敗後の快進撃で貯金2とし、8年ぶりに4月終了時点での5割以上を確定させた。

 ヒーローインタビューを終え、三塁ベンチへ戻った時だ。山崎康からウィニングボールを手渡され、久保が照れ隠しに笑った。8回無失点で12球団の開幕投手で大トリの今季初勝利。「連勝を止めなくて良かった」と安堵(あんど)したが、すぐに気持ちを切り替えた。「1つ勝って有頂天になるほど暇じゃない。一喜一憂しても仕方ない」。クールにそう言い放った。試合後のアイシングはなし。「自然治癒力に逆わない」との持論を貫いた。いつもと同じ姿だった。

 初回を切り抜けたのがすべてだった。1死から菊池、丸に連続安打を許し一、二塁。新井は投ゴロだったがベースカバーに入った二塁・石川と呼吸がずれ、遊撃方向へ悪送球。満塁のピンチを背負ったが、シアーホルツを見逃し三振、新人の野間もフォークで投ゴロに仕留めた。

 昨年末から開幕投手に内定していた。キャンプから好調でオープン戦は3試合計11回無失点。中畑監督の信頼は絶大だったが、3日のヤクルト戦(横浜)で5回7失点すると試合後、監督室に呼ばれた。

 「何なんだ、あのザマは」。1対1で叱責されたのは初めて。この試合は0―8で敗れ、6回以降は3人の中継ぎ投手に負担をかけていた。「あの展開で、自分1人が犠牲になればよかった」と完投も辞さない覚悟だったと伝えると、指揮官に「言い訳は聞きたくない」と厳しく返された。

 ただ、収穫もあった。相手のエース小川のピッチングを「ライアンは多少高めにいっても、直球で空振りが取れている。あの投球がほしい」。プロ11年目の今季、追い求めていたテーマを再確認した。

 これでチームは開幕ローテの投手全員に白星がつき、今季初の5連勝で貯金2。首位の2チームに1ゲーム差に迫った。キヨシ監督は「チーム状況を考えても、彼の白星は元気を与える」と喜んだ。9連戦初戦をエースの復活投で飾り、最高の形で、ゴールデンウィークを迎える。(長田 亨)

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