※数日前のエントリですが、間違えて削除してしまったので、復元して再掲。
お薬手帳の共通化が進む?
ネットをさまよっていたら下記のような記事を見つけた。
簡単に記事を引用すると
厚生労働省はスマートフォン(スマホ)に薬局で受け取った薬の名称や飲み方などを記録する電子版「お薬手帳」の仕様を共通化させる方針を固めた。
(中略)
従来のノート式のお薬手帳は薬局に持参するのを忘れたり、紛失したりする利用者が多く、普段から持ち歩くスマホの普及に伴い、お薬手帳も電子化が進んでいる。
(中略)
厚労省は、QRコードの標準フォーマットを構築し、異なる電子版お薬手帳でも読み取ることが可能になるよう互換性を持たせることを目指している。
(中略)
今後、電子化の現状を調査した上で検討課題を洗い出し、QRコードの標準化にメドがつけば、関係団体などに順次採用するよう働きかける方針だ。
というわけで、どうやら「共通のQRコードを使って、全然別のアプリでも同じ情報を読み取ることが出来るようにする」 というのが、今回の記事の趣旨らしい。
正直、記事内でも言及されているけど、「お薬手帳」はマジで持っていくのを忘れるので、早いとここれは実現して欲しい。アプリを正式にお薬手帳として使えるようになるのであれば、まず持参するのを忘れるっていうこともないだろうし、あの手帳に貼るシールなどの紙資源の節約にもなる。
個人的に使っている服用管理アプリ。
ここ半年、体調が優れずに色々薬を飲んでいる。ほとんどは会社の産業医から貰っているのだが、一部は普通の町医者から貰っているものもある。
薬の数が増えてくると、どうしてもいつ何を飲むのか忘れがちになってしまうので、服用管理アプリを使用している。その名も「お薬ノート」。
これのアプリに使い方だが、まず自分が飲んでいる薬を登録し、いつ飲むのかや、何錠飲むのかなどの詳細を設定する。
そして、服用する時間になると通知してくれるアプリだ。
あとは、飲んだ後に服用チェックをする。
まあ、大体の服用管理アプリがこういう感じだと思う。
これがあると、複雑な服用スタイルになってしまったときに、あまり深く考えないで薬を飲むことが出来るし、なにより「飲み忘れ」を防げる。
問題は、登録の煩雑さ。
使い勝手はいいのだが、使い始めの設定が結構面倒なのが問題だ。
写真を撮ったり、名前を入力したり、服用時間、服用量、スヌーズ機能の使用の有無など、仕方のない事なのだが、最初に登録しなければならない項目が多すぎる。
こういうアプリを本当に必要にしているのは、結構年のいった人だと思うのだが、そういう人が気軽に使い始めるにはちょっと敷居が高いような気がする。
その面倒くささを、冒頭の記事のようにQRコードを読むだけである程度自動で設定してくれるというのなら、それは諸手を挙げて賛成したいし、どうせならマイナンバーとかと連携して、医療費の確定申告とかしなくていいようにして欲しい。
まあ、こういう「標準化」って、なにか色々としがらみがあってそう簡単には実現しなかったりするんだけど、使う人のことを考えて、一刻も早く実現しろくださいお願いします。