テレ朝は「報ステ」問題で3人処分

2015年4月29日6時0分  スポーツ報知

 テレビ朝日は28日、「報道ステーション」に出演した元官僚・古賀茂明氏が「官邸からバッシングを受けた」と発言した問題で、報道局幹部ら3人を戒告とする社内処分を発表した。

 テレビ朝日の吉田慎一社長(65)が東京・六本木の同局で定例会見を行い、社内処分(27日付)を発表した。「生放送の突発的なこととはいえ、不適切な内容が放送され混乱を防げなかった」と説明。「報ステ」の担当部長ら3人を戒告処分とし、早河洋会長(71)、吉田社長、報道局長は役員報酬1か月10%を自主返納する。また、再発防止策として、外部有識者を招きコメンテーターの人選や助言を行う機関「コメンテーター室」を設置する。

 古舘伊知郎キャスター(60)については「今回の処分は(局側の)管理責任」と降板などの可能性は否定した。同番組をめぐっては、自民党がテレ朝幹部から事情聴取を行った。吉田社長は「誤解があってはいけないし、いい機会だと考えて説明した」とした上で、同党が調査結果を待つ方針を示していることに対しては「そういう状況があれば、きちんと説明する」と話した。

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