日光東照宮の粉は「ミョウバン」 60代男性が「清めるためにまいた」

2015年4月27日21時32分  スポーツ報知

 栃木県警日光署は27日、同県日光市の日光東照宮でまかれていた白い粉を鑑定した結果、ミョウバンだったと明らかにした。まいたのが県外の職業不詳の60代男性と特定したが、男性は「東照宮を清めるためにまいた」と話しており、悪意はなかったとして立件しない方針。全国各地の寺社で液体がまかれた事件との関連はないとしている。

 同署によると、ミョウバンは市販されているもので、文化財への影響はなく既に取り除かれた。

 男性は25日、参拝目的で訪問。ミョウバンは奥宮拝殿に続く参道の階段や、国宝・陽明門の壁画周辺など約20か所にまかれていた。参道に設置された防犯カメラに写っていた粉をまく人物の特徴や、目撃情報などから浮上した。

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