【AWS発表】DynamoDBの新機能 - JSONデータを編集しやすく、検索に条件式が書けるように
数千ものお客様がAmazon DynamoDBを、人気のあるゲームアプリケーション(Battle Camp)やモバイル (The Simpsons Tapped Out)、アド・テク (AdRoll)、IoT(Internet-of-Things) (Earth Networks)、モダンなWebアプリケーション(SmugMug)で使用しています。
私達は、DynamoDBをよりパワフルに、より使いやすくするために幾つかの機能向上を行いました。これらが新しい機能です:
- AWSマネジメントコンソールから、JSONドキュメントを追加、編集、取得できるようになりました
- ハッシュ、もしくはハッシュレンジキーで表から取り出されたデータを論理的な条件を指定してクエリーする際に使いやすい条件式を利用することが出来るようになりました
ではその内容を見てみましょう!
ネイティブJSONエディット
ご存知のように、DynamoDBはJSONドキュメントを格納し、表示し、編集することをサポートしています。(過去のポストを御覧ください - Amazon DynamoDBのアップデート – JSON、 拡張された無料試用枠, フレキシブルスケーリング、 より大きなアイテム)フォーマットされたJSONドキュメント(最大400KB)をDynamoDBの1つのアイテムとして格納することができます。この機能は AWS SDKから利用することができ、これによりDynamoDBを本格的なドキュメントストア(とても一般的な活用方法)として利用することができます。
これまでも、管理コンソールでJSONドキュメントを追加、編集、表示することができましたが、DynamoDBの内部フォーマットを利用していました。このような感じです:
本日、ネイティブJSONフォーマットでのドキュメント追加、編集、表示の機能を追加しました。上記に示した例は、ネイティブJSONフォーマットでは以下のように表示されます:
DynamoDB JSONをクリックすると、DyamoDBのフォーマットですでに格納されたデータについても同様に作業することができます。またJSONデータを直接入力(もしくはペースト)することで、新しいアイテムを作成することもできます。
構造化フォームにおいても、同様に閲覧、編集が可能です:
キーの条件式
これまでもDynamoDBのQueryファンクションを呼び出すことで、キーの条件を指定することが可能でした。条件を指定しなかった場合は、指定したハッシュキーにマッチしたデータすべてが返されれます。もし条件を指定した場合は、その基準にマッチしたアイテムだけが返されます。例えば、ZIPコード98074(ハッシュキー)で、かつラストネーム(苗字)が"Ba"で始まっているカスタマーを選択して取り出すことが可能です。
本日の機能改善によって、より使いやすい、条件式スタイルのシンタックスをキーの条件式に利用できるようになりました。以下のような条件式をクエリーで指定することで、前のパラグラフで書いた内容を指定可能です:
zip_code = "98074" and begins_with(last_name, "Ba")
この条件式にはブール演算子(=, <, <=, >, >=
)、レンジ評価(BETWEEN/AND
)、プリフィックス評価(begins_with
)を使うことができます。Queryファンクションを呼び出す際には、キー条件(KeyConditionパラメータ)もしくはキー条件式(KeyConditionExpressionパラメータ)を利用することができますが、両方を同時には指定できません。新しいアプリケーションには、キー条件式(KeyConditionExpression)を使うことをお勧めします。詳しい情報はDynamoDB API ReferenceのKey Condition Expressionsを参照してください。(注:記事作成時点では、AWSマニュアル閲覧時の設定が日本語になっていると、1つ前のバージョンの英語マニュアルが表示されます。新しいパラメータの説明が表示されない場合は、ドキュメントページ上部の設定から"English"にして御覧ください)
本日からお使いいただけます
これらの機能はすでに利用可能になっており、本日からお使いいただけます!
— Jeff; (翻訳:下佐粉 昭)
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