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 ホワイトハウスで28日午前(日本時間同日夜)、日米首脳会談に先立ち、オバマ大統領夫妻が安倍晋三首相夫妻を出迎える歓迎式典が開かれた。快晴の空の下で君が代と米国歌が交互に演奏され、「国賓級」の待遇を示す19発の祝砲が鳴り響いた。

 ホワイトハウス前の庭で、オバマ大統領夫妻がリムジンで到着した安倍首相夫妻を出迎えた。両首脳は、招待された大勢の観覧客らと握手を交わした後、壇上でそれぞれスピーチ。オバマ氏は冒頭、「オハヨウゴザイマス」と日本語であいさつして会場を沸かせた。空手、カラオケ、マンガ、アニメ、絵文字など米国でもよく知られる日本語の単語も口にして、友好ムードを強調した。

 安倍首相は、2年前の首脳会談でワシントンを訪問したことに触れ、「それ以来、TPP、米軍再編といった課題に、バラクとともに協力をしながら取り組んで参りました」。日米関係は強固になったと強調し、「この2年間の集大成として公式訪問することができ、大変うれしく思います」と述べた。最後に「サンキュー・ソー・マッチ(Thank you so much)」と付け加えた。(ワシントン=小林哲)