【ソウル聯合ニュース】来韓中のロシア・ナノテクノロジー公社のチュバイス社長は27日、聯合ニュースのインタビューに応じ、先端技術分野での韓国のパートナーとの協力に期待を示した。ロシア政府の経済面での優先順位は事業多角化だが、韓国の電子・電機、石油化学、造船などの先端産業はロシアで新たな機会を創出できるとの見解を示した。
チュバイス氏は、ロシアにとって韓国は10位内に入る貿易相手国で現在の貿易規模は370億ドル(約4兆4115億円)に上るが、さらに拡大する必要があるとした上で「新しい分野での韓国との協力に期待している」と述べた。韓国の先端科学技術とロシアの基礎科学が協力すれば、シナジー効果を発揮し、相互発展を実現できるとの見通しを示した。
プーチン大統領の信任が厚い経済専門家とされるチュバイス氏はロシア経済について、原油安や欧州の制裁にもかかわらず見通しは明るいとの認識を示した。「さまざまな困難があるが、困難はチャンスでもある」と強調した。