安倍訪米:謝罪なしで日本の平和イメージ強調か

安倍訪米:謝罪なしで日本の平和イメージ強調か

 日本の安倍晋三首相が26日午後、東京・羽田空港を出発し、6泊8日の訪米を開始した。安倍首相の訪米日程は、米日軍事同盟を強化すると同時に日本の平和的イメージを強調することを主眼として組まれた。

 ニューヨーク・タイムズや毎日新聞によると、到着翌日の27日、岸田文雄外相、中谷元防衛相がケリー国務長官、カーター国防長官と会談し、新たな米日ガイドラインを発表する計画だ。

 このため、米日閣僚4人が新たなガイドラインにサインする間、安倍首相はハーバード大とホロコースト記念館を訪れる予定だ。外交専門家は「安倍首相が『戦争は悲惨だ』『歴史を反省する』といったあいまいな発言を行い、日本の平和貢献を強調する可能性が高い」と述べた。

 28日にはオバマ米大統領と首脳会談を行い、29日には日本の首相としては初めて米議会で上下院合同演説を行う。読売新聞によると、安倍首相はこれまで執務室で母方の祖父である岸信介元首相が1957年に米下院で行った演説の録音を聴き、今回の演説を準備してきたという。岸元首相は当時、日本の戦争責任に明確に言及すると同時に、「終戦後の米国の支援に感謝する。日本は自由世界の一員として、アジアで効果的な役割を果たすことができる」と指摘した。読売新聞は安倍首相も戦争責任に簡単に言及した後、日本の役割を強調する可能性が高いと分析した。

 安倍首相は5月1日にロサンゼルスを訪問し、日系米国人が第2次世界大戦当時に受けた被害の追悼碑に献花する予定だ。日本が被害者でもある点を強調する意図と言える。

東京=キム・スヘ特派員
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