韓国政府は26日「ネパールで発生した大地震により、これまでに韓国人3人が負傷したことが判明した」と発表した。韓国人の負傷者は、首都カトマンズ近郊で旅行中だった50代の夫婦と、ダム建設工事のため居住していた技術者1人であることが分かった。旅行中の夫婦のうち夫は重傷を負っているという。
ネパールに長期滞在している韓国人は約650人で、短期間の旅行者は把握できないほど多くいる。
韓国政府はネパール政府に対し、お見舞いの電報を送ったほか、100万ドル(約1億1890万円)規模の人道支援を優先的に行う方針を固めた。外交部(省に相当)は「韓国政府としては、今回の被害から早急な復旧を果たし、ネパール国民が受けた衝撃や悲しみから1日も早く立ち直ることを祈願する」とした上で「海外緊急救護隊の派遣など、追加支援の方策についても積極的に検討することとした」と述べた。大韓赤十字社はこれとは別に、緊急救護予算から10万ドル(約1190万円)を支援するとともに、国際赤十字赤新月社連盟(IFRC)との間で物資の支援や医療チームの派遣などについて協議を行っていると発表した。