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西之島 活発な噴火活動続く
4月28日 19時07分

小笠原諸島の西之島は海上保安庁が27日に上空から観測した結果、島の中央部の火口から繰り返し噴煙や噴石が吹き上がり溶岩の流出も確認されるなど、活発な噴火活動が続いていることが確認されました。
小笠原諸島の父島の西、およそ130キロにある西之島はおととし11月に島の南東側の海底で噴火活動が確認され、その後、新たにできた陸地が元の島と陸続きになって拡大するなど、活発な噴火活動が続いています。
27日、海上保安庁が航空機で上空から観測したところ、島の中央部にある火口からは1分間に2、3回程度、噴煙や噴石が噴き上がるなど、依然として活発な噴火活動が続いていることが確認されました。また、火口の北東側の斜面には溶岩の流出口が新たにできていて、流れ出した溶岩は島の北側に広がり、一部が海水と接触して白い蒸気が上がっている様子も確認されました。
今回の調査では、天候の影響で島の大きさや面積は測定できなかったということですが、海上保安庁によりますと、東京ドームのおよそ52倍の2.46平方キロまで拡大していた先月と比べて、大きな変化はないということです。海上保安庁は地下深くからのマグマの供給が続いているとみられるとして、引き続き周辺の海域を航行する船に注意を呼びかけています。

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