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itouitou  - ,  09:00 PM

人前で話す勇気がもらえる、エッセンスの詰まったTEDトーク5選

人前で話す勇気がもらえる、エッセンスの詰まったTEDトーク5選

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MakeUseOf:多くの人にとって、TEDトークは、まさにプレゼンテーションの代名詞的存在となっています。とはいえ、そうした人びとは、TEDが提供する最高の講演をただ感心して見ているだけで、自分のプレゼンのことは都合よく忘れたフリをしています。

私たちだって、TEDのプレゼンからたくさんのプレゼンテーションスキルを学べるのです。必要なのは、批評的な眼で観察し、いくつかの原理を取り入れることだけです。

注記:TEDトークはプレゼンのひとつの形に過ぎないことは言うまでもありません。「TEDスタイル」は完璧でもなければ、プレゼンの唯一のやり方でもありません。必要な要素を自由に取捨選択して、自分のプレゼンに活かしてください。


勇敢に、情熱的に、嘘偽りなく



プレゼンのテーマを深く愛しており、その一言一言に情熱がほとばしっているプレゼンターには、思わず惹きつけられてしまうものです。ベンジャミン・ザンダー氏もそのうちのひとり。何秒か見れば、ザンダー氏の血管をクラシック音楽が駆け巡っていることがわかるでしょう。

しかし、もっと重要なのは、ザンダー氏の溢れ出る情熱に伝染性があるということです。クラシック音楽の知識がなかったり、(自発的には)クラシック音楽を聴いたことがない人でも、この人物から目が離せなくなってしまいます。そして最後には、自分の中にクラシック音楽への愛が芽生えはじめているのを発見するのです。

これこそが、最高のプレゼンというものです。テーマへの愛を聴衆に向かって開示し、シェアする勇気。自信を生み出し、己をトピックと一体としてしまうほどの情熱。心から溢れ出る嘘偽りないメッセージ。

多くの人は、クラシック音楽の話に退屈してしまうでしょう。しかし、ザンダー氏は、熱情と魂があれば、どんな話題でも面白くなり得ることを証明したのです。


動き回ること。ただしやり過ぎは禁物



壇上で凍りついたままの弱気なプレゼンターもいけませんが、偽りの興奮と、偽りの熱狂を振り回す、わざとらしいプレゼンターもいただけません。前者は聴衆を退屈にさせます。後者は、よくても気晴らしになるだけ、悪くすれば人を不愉快にさせます。

極端にならないよう、バランスをとってください。

エイミー・カディ氏は、このバランスをよくわかっている人物です。床の赤いサークルの中に立つカディ氏が、どのように話し始めるかに注目してください。話をしながら、カディ氏はあちこち動きまわり、あちらの聴衆、こちらの聴衆へと語りかけます。それでも、赤いサークルを出ることは決してありません。

こうした動きが、演説にダイナミックな要素を付け加えています。聴衆は絶えずカディ氏を目で追うことになり、それも面白さのひとつとなっているのです。とはいえ、カディ氏がときどき立ち止まり、じっと動かなくなることにも気づいてください。四六時中動き回ることは、まったく動かないのと同じくらいよくありません。

最後に、手のジェスチャーにも注目してください。手の動きも、カディ氏の言葉にダイナミックな要素を付け加えています。カディ氏は、強調したり、トーンを変えたり、ポイントを明らかにするために手のジェスチャーを使っています。カディ氏の動きが、活き活きてしていると同時に、適度に抑制されていることに気づいてください。それは、弱気でもなければ、大げさでもありません。


笑顔、笑顔、笑顔



プレゼンテーションを改善する最も簡単な方法は何でしょうか? 笑顔です! ブレネー・ブラウン氏のTEDトークを2、3分見てから、またここに戻ってきてください(興味があれば最後まで見てもいいですよ!)。

ひとりの観衆として、どう感じましたか? 引きこまれましたか? 興味は湧きましたか? 見続けたいと思いましたか?
私はそうでした。おそらくそれは、ひとつのシンプルな事実のせいです。ブラウン氏が微笑んでいたこと! 実際、彼女は本当によく笑顔を見せていました。最初の数分間は、とりたてて面白い話が語られているわけではありません。しかし、ブラウン氏の笑顔が、見る人を、ただの聴衆ではなく、友人のような気分にさせているのです。

エイミー・カディ氏のTEDトークで、ボディーランゲージや姿勢が、気分や思考にどれほど影響を与えるかが説明されていました。中でも重要なのは、笑顔は幸福の結果というだけでなく、幸福の原因にもなりうるという事実です。

無理に注意を引かなくとも、ただ微笑んでいるだけで、見る人は熱心に耳を傾けるようになります。同時に、プレゼンをすることからくるあなたのストレスも緩和されるでしょう。


物語で聴衆を巻き込む



物語の力を過小評価してはいけません。物語は(口承、書物ともに)人間とは切っても切れないものです。物語をもたない社会はひとつもありません。フィクション(創作)であれ、ノンフィクション(遠い記憶)であれ、必ず何らかの物語が語られているはずです。なぜか? 物語が、私たちのコミュニケーションにおいて主要な位置を占めているからです。

タニア・ルナ氏のTEDトークが素晴らしいサンプルです。彼女が語る5分あまりのライフ・ストーリーには、見るものを引き込む力があります。ルナ氏は、貧しかった子供時代を回想し、その体験が自分にどんな影響を与えてきたかを語ります。その物語は、鮮烈で、感動的です。

もちろん、プレゼンテーションのタイプにもよります。内容によって物語が合うものと合わないものがあるでしょう。しかし、一般的に、プレゼンの冒頭で聴衆に心の準備をさせたり、講演のふしぶしで聴衆の関心を惹きつけなおしたりするのに、物語は非常に有効です。


限界までシンプルにする



なんといっても腹が立つのは、無駄に話が長いプレゼンターです。どんな場合でも、話が長過ぎる(耐え難い思いをさせ続ける)よりは、短すぎる(聴衆にもっと聴きたいと思わせる)ほうがずっとマシです。

上のデレク・シヴァーズ氏のTEDトークを見て、その短さに驚いてください。シヴァーズ氏は、探求したい明確なアイデアを持っていました。そして、そのアイデアだけに3分すべてを使ったのです。不必要な無駄話は一切ありませんでした。

どんなプレゼンも短くあるべき? もちろんそうではありません。プレゼンには、本当に重要なポイントだけを入れろということです。逆に言えば、ギリギリまで脂肪を削ぎ落とせということ。残るのは、聴衆にどうしても伝えたいことだけです。

このアイデアを体現している短いTEDトークがこちらに集めてあります。5分に満たないものばかりですが、どれも聴くに値する重要なメッセージを伝えています。ぜひチェックして、いかにトークがシンプルに、本質だけに削ぎ落とされているかを確かめてください。


満足するまで練習する


プレゼンは、一朝一夕でできるものではありません。姿勢や言葉づかい、ジェスチャー、話法など、丹念に練習する必要があります。

TEDの偉大なプレゼンターたちに触発されるのはいいことです。しかし、努力せずに彼らの模倣ができるとは思わないこと。イメージどおりのプレゼンができるようになるには、ハードワークが欠かせないのです。


Become a Better Public Speaker by Imitating These TED Talks|MakeUseOf

Joel Lee(訳:伊藤貴之)
Photo by Shutterstock.

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