プリンスリーグ第5戦 大阪桐蔭戦
昨日の記事ではめちゃめちゃ心細げな記事を書いてしまいましたが、今日はそんな心配を吹き飛ばすような期待以上の試合を見せてくれました。
スタメンは次のような感じだったかな。これまでとは少し違うシステムだったような・・・。もしかしてワントップ??? もしかして3-6-1??? ゴール裏の高さのないところから見ていたため、ポジションがはっきりとはわからなかったのですが。→間違っていたら後で訂正にきますm(__)m。
【スタメン】
10(坂本)
18(潮入) 19(冨田)
7(松永) 21(藤野)
6(内久保) 12(上田)
25(福本) 2(青木) 5(西口)
17(横江)
【交代】
後半0分 19(冨田)→16(卯田)
後半27分 7(松永)→14(梅村)
後半31分 10(坂本)→9(池田)
今日の試合は姉と義兄と一緒に行ったので、姉が記録のメモを取ってくれました。このメモ、試合の流れはもちろんのこと、その時その時の感想や私のつぶやきまでメモられていて、後で読むと結構面白いです。そのメモに沿って振り返っていきたいと思います。※メモ書きしてあった記述は赤で書いておきます。
試合の立ち上がりは大きなチャンスもピンチもなし。どちらか一方のペースに傾くことなく最初の10分は経過します。が、14分に失点。(この失点は遠い側のゴールに決まったため、ほとんど展開が不明。野洲の右サイドから中央やや左に折り返されてシュート・・・だったと思います)
この失点で何だか嫌な展開になりそうな予感はあったんですけどね。でも、今日はここから負けてませんでした。失点の2分後には坂本くんの強烈なシュートがゴール上に逸れ、その1分後にはこの試合で左サイドに入っていた松永くんにきれいにボールが渡って、そこからドリブルでゴールに迫るもののGKにシュートを阻止され・・・決まりはしなかったもののゴールの予感は少しずつ高まってきました。
そんな流れの中、20分頃に同点弾が生まれます。冨田くんのCKを上田くんがヘッドで合わせてゴール!!
この辺りから徐々に流れは野洲に傾いていきます。
坂本くんの粘り強いチェイシングで相手がミスする。今日のゲームのお題は前線での守備か!?最後までもつのか?
11:30 相手がボールを持つとすごくはやく寄せてくる。しかも2枚とか3枚とか。
今日の試合の野洲はプレスがよく効いてました。それも前線からの粘り強い追い込みと複数での寄せが印象的でした。選手同士のコーチングにも「サンド!(はさみこめ!)」という言葉が頻繁に出てきてました。
逆転弾が決まったのは前半30分過ぎ。最後は坂本くんがGKと一対一になり落ち着いてシュートを決めたのですが、その起点になっていたのは、高い位置からのプレスによるボール奪取でした。
そして、もう一つこのゲームを象徴するようなシーンが前半の終了間際にありました。大阪桐蔭の選手の何でもないDFへのバックパスが、味方の選手に渡らずゴールラインを割ってしまったのです。みすみす野洲にCKを与えてしまうような信じられない大阪桐蔭のミス。明らかにリズムを崩しているし、ボールの出しどころに困っている感じでした。
結局、2-1で野洲が1点リードしたまま前半を終了。ここまでは、出来すぎなくらいの内容。問題は最後までこのテンションで動き続けられるのか・・・です。先に足を止めた方がやられる。そんな展開でした。暑すぎるこの天気も選手の体力を余計に削っていきそうだし・・・。
後半は19番の冨田くんに代わって、16番の1年生の卯田くんが2列目に入ります。この卯田くんも走る走る(笑)。きっと「思いっきり走って来い」と言って送り出されたにちがいない(^.^)。
後半12分頃には大阪桐蔭の6番の選手がファールをおかして2枚目のイエローカードをもらい退場。13分には左サイドを松永くんが崩して最後は坂本くんがゴールを決めて追加点。3-1。
12:19 松永くんが果敢にゴールラインすれすれを中央に切り込んでシュート。まだみんなめいっぱい走っている。16番も18番も10番も21番も7番も6番も12番も・・・ミスもあるけど切り替えが速い!そのためボールを奪われても深い位置に侵入される前にボールを取り返すことができる。高い位置でマイボールにできるということは、ゴールまでの仕掛けもしやすいということ。攻守ともにいい流れ。
12:26 松永くんのシュートがきれいに決まったかに見えたが、オフサイドの判定。惜しい。プレスを繰り返してマイボールにしたと同時にサイドの選手が攻撃態勢に切り替えられているので、楽にサイドチェンジ等のパスが受けられる。
追加点は後半31分。左サイドに交代で入った梅村くんがゴールライン際で仕掛けてシュート。それをGKがはじいてCKを得ます。潮入くんのCKを坂本くんが相手DFと競ってヘディングシュート。これが決まり4-1。坂本くんはハットトリックです。この試合での坂本くん、守備でもものすごく貢献していたけれど、ゴールもしっかり決めて・・・本当に頼りになりました。
12:40 右サイドにボール出る。まだ走らせるんや。でも21番がちゃんと追いつく。ほんまによう走るなぁ。潮入くんもよく走る。それにあれだけ走っても、ゴール前で面白いプレーする余裕があるんや~。すごいなぁ。
12:51 4-1で終了。がんばったなぁ。勝ったわーって感じのゲームやった。(これまで、結果は勝っても勝った気がしない試合もままあったので。)なんで、とーいんにこんないい勝ちゲームできて、あやはにあんな負けゲームなんや。
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はっきり言ってめちゃめちゃ面白い試合でした。あの猛暑の中、最後まで走り勝った選手たちに拍手!今日の試合では【走る】【チーム全体での守備】【攻守の切り替え】がキーワードとしてあげられそうです。
全員がサボらず動き出すことで攻守ともに優位に展開できていました。これまでの試合で多く見られたような最終ラインで数的優位を作られるピンチの場面も激減。
また攻守の切り替えが速くて攻撃でも自分達の思い描く展開ができていたように思います。サイドも上手く使えていて、サイドの選手が楽にスペースに抜け出たり、フリーでボールを受けられる場面も結構ありました。こうなるとそれぞれの選手の持っている技術がより生きてきます。
以前に野洲の練習試合を見に行った時に岩谷コーチがハーフタイムに「味方を輝かせろ」と選手に声をかけておられたのを思い出しました。
「味方を輝かせる」ためにそれぞれの選手(もしくはチームのみんな)ができることをしっかりやる。そして同時にそれぞれの選手が「チームのために自分の持っている技術を使う」。それが見事にかみ合ったいい試合でした。
次の試合がものすごく楽しみです。
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これで、4勝1分けの勝ち点13。単独首位です。今日の勝利で2位以内は確保できたみたいなので順位決定リーグ進出も決定ですよね?さぁ、忙しくなるぞ~\(^o^)/。←淡路島にも行く気満々。
そして来年のプリンスリーグ残留確定も嬉しいニュース。来年はガンバとかともやれるんだなぁ・・・。それに滋賀からは最低でももう一校出られるというのもかなり嬉しいです。
<おまけ>
野洲の試合の後に行われたAリーグのガンバvsヴィッセルの試合も少し見ました。スコア的にはガンバが大勝したけれど、内容としてはそこまでの差はないように感じました。が、攻めの時の鋭さはかなり違ってたかな。ガンバの方は得点パターンがしっかりあって、そのツボは絶対にはずさない!って感じで、相手ゴール前での攻めの凄みは物凄かったです。
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と思いながら名神高速を飛ばします。
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いつも拙ブログにコメントありがとうございあます。トラックバックもさせていただきました。
いやー、本当に大阪桐蔭戦の野洲はよかったです。総体の敗戦をバネにひと皮向けたというか、ステージがあがったという感じでしたね。
むぅさまのお姉さまはサッカーに詳しいんですね。おどろきです。
またコメントさせていただきます。では。
投稿: ★楽浪の近江★ | 2007年6月20日 (水) 00時54分
sazanamiさま
トラックバックありがとうございます。
本当に大阪桐蔭戦は良かったですね。
選手権優勝チームとも昨年のチームとも違う【野洲スタイル】を見せてもらった感じです。
ユースチームを見ていて何が面白いかと言えば、こうやって大きくバケていくところですね。'07野洲も魅力満載なチームになりそうです。次の試合が待ち遠しい!
うちの姉はサッカーに詳しいわけではないですよ。誘っても野洲の試合しか見ないし(>_<)。でも、野洲の試合は一応楽しみにしているみたいです。サッカーに興味のない人間まで惹きつける野洲スタイルは凄いと思います。
メモについては・・・一緒に観戦しながら「今日の試合のテーマは何だと思う?」「今のプレーは上手い!」など等、しゃべっていることが多いので、それに自分なりの感想を加えて書き留めているみたいです。
投稿: むぅ | 2007年6月20日 (水) 19時48分
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/takini-goal/daily/20070618
安藤さんのブログにもこの試合の記事が載っていますね。
投稿: nana | 2007年6月20日 (水) 20時13分
nanaさま
コメントがずいぶん遅くなってごめんなさいm(_ _)m。
大阪桐蔭戦の記事の紹介、ありがとうございます。
安藤さんの記事、携帯サイトの記事もとても詳しくて面白かったです。
この前の試合では中心選手が出場していなかったみたいですね。主力が揃った大阪桐蔭は、また一味違うんだろうな・・・。
次に対戦するのが楽しみです。
投稿: むぅ | 2007年6月28日 (木) 19時13分