上沢博之
2015年4月28日20時40分
東京都は28日、来年11月開場の豊洲新市場(江東区)の商業・観光拠点「千客万来施設」をめぐり、事業予定者の「すしざんまい」の運営会社「喜代村」が施設の整備・運営を辞退したと発表した。同社は辞退の理由について「経営上の判断」としている。
同社と共同で事業予定者になっていた大和ハウス工業も2月に辞退しており、都が年間420万人の来場を見込んだ施設は白紙に戻った。喜代村は新市場の水産仲卸売場棟が建つ「6街区」の1・1ヘクタールで約140店が入る豊洲場外市場や温浴施設などを新設する計画だった。都は施設を整備・運営する事業予定者を改めて公募する方針。
仲卸業者らから「業務に不可欠」との声が強く、新市場が開場する来年11月上旬と同時に開設する予定だったが、都は「極めて厳しい状況だ」としている。
都によると、大和ハウス工業の撤退後も喜代村と都有地の貸付料などの交渉を続けてきたが、進展はなく、都が基本協定の締結期限とした28日に辞退の申し出があった。都中央卸売市場の岸本良一市場長は「精力的に協議を重ねてきたが非常に残念」としている。(上沢博之)
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