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米Amazon Web Services(AWS)の直近四半期の業績が明らかになった。売上規模もさることながら、注目されるのは売上高営業利益率の高さだ。クラウドビジネスの見方が大きく変わるかもしれない。
米Amazon.comが4月23日(現地時間)に発表した2015年度第1四半期(2015年1~3月)の決算で、クラウドサービス事業であるAWSの業績を初めて明らかにした。
それによると、同四半期のAWSの売上高は前年同期比49%増の15億6600万ドル、営業利益は同8%増の2億6500万ドルだった。売上高がこのまま第4四半期まで推移したとすると、AWSの年間の売上規模は62億6400万ドルになる計算だ。
特にIaaS型のクラウドサービス市場をリードしてきたAWSの売上高が、どれくらいの規模なのか注目されていたが、大方の予想の範囲内だったようだ。Amazonの創業者兼最高経営責任者(CEO)であるJeff Bezos氏は今回の発表に際し、「AWSは年間売上高で50億ドル規模の事業であり、急成長が続いている」と語っている。
ただ、第1四半期の実績を基にした推測ではあるものの、62億6400万ドルという年間の売上規模は非常に興味深い数値である。なぜならば、決算時期や注力する領域に違いはあるものの、クラウドサービス事業の年間の売上規模として、AWSと競合する米Microsoftは63億ドル、米Salesforce.comは65億ドルと、似通った数値が予測されているからだ。
こうして見ると、クラウドサービスでトップを競うベンダーの年間の売上規模は、さしずめ60億ドル台が勝負どころになっていることが分かる。
ついつい売上規模に注目が集まりがちなクラウドサービスの市場競争だが、今回のAWSの第1四半期決算で筆者が最も注目したのは、16.9%という売上高営業利益率の高さである。この数値には、市場関係者の間でも「予想していたよりも遥かに高い」と評価する声が多く、発表の翌日にはAmazon株が14%も上昇した。
なぜ、最も注目したかと言えば、Amazon全体の事業スタイルと同様、AWSも先行投資を積極的に行って売上規模の拡大を優先し、収益性は度外視していると見られていたからだ。ところが、今回初めて公表されたAWSの決算内容は、そうした見方を大きく覆すものだった。
これまでの過程や今後の見通しを詳細に分析する必要はあるが、現時点での利益率の高さを見ると、まさしくストックビジネスとしてのクラウドサービスのメリットをしっかりと享受しているように見受けられる。
この収益力という点では、AWSは現時点で他のクラウドサービスベンダーを大きくリードしているだろう。ただ、今回AWSが利益率の高さを明らかにしたことで、これまで市場にくすぶっていた「クラウドサービスは儲からないのではないか」という懸念が払拭される可能性がある。その意味では、クラウドビジネスの見方が大きく変わるきっかけになるかもしれない。
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