沖縄県のニュース
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4・28にあわせ移設に抗議
いまから63年前、日本が主権を回復したあとも沖縄はアメリカの統治下に置かれることになった4月28日にあわせて、アメリカ軍普天間基地の移設計画に反対を訴えようと、名護市辺野古の埋め立て予定地の周辺におよそ300人が集まり、抗議活動を行いました。
昭和27年の4月28日、サンフランシスコ平和条約が発効して日本は主権を回復しましたが、沖縄はその後も、昭和47年までアメリカ統治下に置かれました。
この日にあわせて、普天間基地の移設計画に反対を訴えようと、28日、県議会や市町村議会の議員などおよそ300人が、名護市辺野古の埋め立て予定地周辺で抗議活動を行いました。
議員らは、予定地に隣接するアメリカ軍基地の前で集会を開いたあと、ボートや沖縄伝統の小舟「サバニ」10隻あまりで、ボーリング調査が進む海上に出て抗議の声を上げていました。
2年前のこの日には、日本の主権回復を記念する政府主催の式典が東京で開かれ、これに対し、沖縄では、「沖縄が切り捨てられた『屈辱の日』に、県民の心を踏みにじるものだ」として、抗議の声があがりました。
28日の抗議に参加した60代の男性は、「沖縄は70年前の戦争で多大な犠牲を被った。その沖縄に基地を新しくつくることは絶対に許せません」と話していました。
きょうは、午後6時から那覇市の県庁前でも、抗議集会が開かれることになっています。
一方、名護市辺野古の海上では、抗議活動を行っていた民間のボートが、海上保安庁のボートに制止され、職員が乗り込んできた際、バランスを崩して転覆しました。
海上保安本部によりますと、けが人がいるかどうかなど詳しいことはわかっていませんが、近くの漁港には救急車が呼ばれ、民間のボートに乗っていた男性1人が搬送されました。
04月28日 12時37分