JR福知山線事故から十年
ずっと以前の昭和の時代、10年ひと昔といわれたものですが最近は
5年程度で世の中が大きく変わっているように感じるほど、技術革新
が早く、経済も浮き沈みが激しいようにおもいます。
しかし何年たっても「忘れてはいけないこと」というものもあります。
今から10年前の4月25日。JR史上最悪の脱線事故が発生しました。
乗客106名と運転士、506人が負傷したJR福知山線脱線事故です。
(参照リンク:JR福知山線脱線事故写真特集)
http://www.jiji.com/jc/d4?p=ajf425&d=d4_disaster
この大事故により、JR西日本、ひいては民営化後の鉄道の安全管理体制が
社会的に問われ注目されるようになったように思います。
画像はJR西日本の車庫にかかげてある「安全憲章」です。
『かけがえのない尊い命をお預かりしている責任を自覚し、安全の確保こそ
最大の使命であるとの決意のもと、安全憲章を定めます』
あらためていうまでもなく、多くの人を乗せて、安全に目的地に送り届けるのが
旅客鉄道の本来の使命であることは論をまたないでしょう。
特に感じたのは3番目の憲章の文言です。
『安全の確保のためには、組織や職責をこえて一致協力しなければならない』
私はこの文言は、「安全を守る」という意識は、他人任せでなせる
ものではなく誰もが当事者意識をもたねばならないという風に読みました。
昨今、ネットを介した情報社会が発展し便利になりましたが、中には通信技術サービス
を悪用し人命や他人の財産を奪ったり、権利を脅かしたり傷つけるといった事例を
多く見かけるようになったと思います。
10年前の福知山線脱線事故の折に、犠牲者の関係者を名乗る方が
「富士宮ボーイ掲示版」にコメントを書き込まれたことがあったのですが
日蓮正宗門徒の「法華講のおばちゃん」が、その方や、被害に遭われた
方々を嘲笑うかのように、
※
世界中の人間は、仏様にそむいている謗法者なのですよ。
だから大聖人様は。私達信心している人間に対して、
「天の加護なきことをうたがわざれ」徒仰せなのです。
災難に会って守られないのはは天の加護がなかったのです。(ママ)
( 投稿者:法華講のおばちゃん 投稿日:2005-04-29 00:32:17 )
と言い放ち、何度も愚弄しつづけていました。
(上記文言で気分を害された方がおられたら謝罪いたします)
この事実を忘れないように、私は「法華講員」さんたちの言辞を残し
以下のサイトでログを公開しています。
JR福知山線事故を嘲笑う 日蓮正宗 法華講
http://abenichi.php0h.com/jrf/record.php
数多くある掲示版の一部での出来事とはいえ、ネットは多くの方が利用する
公共のサービスである点は鉄道会社と変わりません。
「安全確保」を計らねばならない責任はユーザーにも、あると考えますが
読者のみなさんは、いかがでしょうか。
脱線事故で亡くなられた方に哀悼の意を表し
被害に遭われたすべての方の回復を祈念いたします。
2015/4/25日 あべひ拝