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ネパール 「72時間」近づき懸命の救助続く
4月28日 12時03分

ネパールで25日に発生した大地震の犠牲者はこれまでに4400人を超え、生存率が急激に下がるとされる72時間、丸3日が近づくなか、外国の救助隊も加わって懸命の救助活動が続いています。
日本時間の25日午後、ネパール中部で発生したマグニチュード7.8の大地震で、ネパールでは多くの住宅などが倒壊したほか、エベレスト周辺で雪崩が起き、登山者の日本人男性1人も犠牲となりました。
ネパールの警察によりますと、これまでに4337人の死亡が確認され、8000人以上がけがをしたということです。
また、被害は周辺国にも広がっていて、インドや中国のチベット自治区などでおよそ100人が死亡し、大地震の犠牲者は4400人を超えました。
ネパールの首都カトマンズでは、生存率が急激に下がるとされる発生から72時間、丸3日が近づくなか、外国の救助隊も加わって、倒壊した建物の中に閉じ込められた人たちの懸命の救助活動が続けられています。
このうちカトマンズ北西部にある長距離バスターミナル近くのホテルの倒壊現場では、28日朝も警察などが重機を使って崩れたコンクリートの塊やレンガなどを取り除く作業を続けています。
一方、27日に現地入りする予定だった日本の国際緊急援助隊は、現地の空港が混み合い、旅客機の着陸の許可が下りなかったためバンコクに引き返していましたが、日本時間の正午前、カトマンズに向けて出発しました。
国際緊急援助隊の小林成信団長はバンコクの国際空港でNHKの取材に対し、「死者の数も行方不明者の数も増えているが、われわれも期待されていると思うので、なるべく早く現地に入り本格的な救助活動を始めたいと思います」と話していました。

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