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眠れないのは「ウツ」だから?専門家に聞いたホントのところ
仕事のストレスで、眠りたいのに眠れない...。「もしかしてウツなんじゃないか」と不安になる人も多いのではないでしょうか? 今回は睡眠専門メディア「Fuminners(フミナーズ)」より、不眠とウツの関連性についてご紹介します。
「不眠だからウツ」とは言えないが、関連性は深い
不眠と聞いて真っ先に思い浮かべるのが「精神的なストレス」です。そして、不眠はウツ病に直結しているように思えます。しかし、睡眠評価研究機構の代表で医学博士の白川修一郎氏によると、「不眠だからウツ」とは必ずしも言えないそうです。
上司や親に叱られるなどして、気分が落ち込むといった「抑鬱(よくうつ)」状態は、誰もが経験します。気分転換をすることで憂鬱な気持ちが吹き飛んだり、ぐっすり眠って回復したりするようなら、さして問題にはなりません。
しかし、「うつ病を発症した人のうち、約7~8割が不眠になっている」というデータは見逃せません。「不眠だからウツ」と容易に断定はできないものの、深い関連性はありそうです。白川博士によると、「眠れない日が2週間以上続くようなら要注意」とのこと。当てはまるようなら、精神科か心療内科の受診を検討してみてください。
ストレスを溜めないための「睡眠」
精神的なストレスを減らすためには睡眠が一番重要、と白川博士。睡眠とストレスに関して、次のようなアドバイスをしています。
「仕事でがんばったストレス解消に、家に帰ってから夜遅くまでテレビやゲームで気分転換」という人も少なくないでしょう。でも、睡眠時間を犠牲にしたストレス解消方法はおすすめできません。
睡眠には、嫌な記憶を消す働きがあり、ぐっすりと眠ることが精神的ストレスに対処する最良の方法です。精神的なストレスを減らすには、脳を休ませることが第一。そして脳が休むにはぐっすりと眠るほかないのです。
ストレス解消も大切ですが、睡眠時間を削っているようでは逆効果です。白川博士からの詳しいアドバイスは以下のリンクから参照してみてください。
眠れないのは「鬱(うつ)」と関係あるのでしょうか?|Fuminners(フミナーズ)
(ライフハッカー[日本版]編集部)
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