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【プロ野球】

田口「申し訳ない」 4イニング5失点

2015年4月26日 紙面から

1回裏1死一塁、畠山に二塁打を許し舌を出す巨人先発の田口=神宮球場で(七森祐也撮影)

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◇ヤクルト5−0巨人

 ヤクルトの石川が今季初完封を2季ぶりの無四球で飾った。9安打されながらも要所を締めた。打線は1回に雄平の右前打、飯原の犠飛などで3点を先行。3回は飯原の2点中前打で加点した。巨人は田口が序盤に崩れ、攻撃もつながりを欠いた。

     ◇

 持ち味の若々しさが消えていた。巨人の先発・田口がプロ初勝利を挙げたヤクルトからきつい返礼を食らった。1回、先頭の山田に死球を与えたをきっかけに一挙3点の先制点を許すと、3回には飯原に中前への2点適時打を浴びた。4イニング5安打5失点。不本意な内容で2敗目を喫した。

 「僕の単なる力不足です…」。試合後の田口は素直に完敗を認めた。神宮での連敗で首位のヤクルトとのゲーム差は2に拡大。大事な一戦を敗戦に導いてしまった責任を感じる左腕は「自分のペースをつかめなかった。申し訳ない」。悔しさをかみしめ続けていた。

 若さが出た。1回に与えた1点目は、連続四死球による1死二、三塁からのボーク。さらに雄平の右前適時打、飯原の左犠飛と続けざまに失点した。修正しようとする思いは空回りするばかりで、4四死球に2暴投。まさに自滅した形だ。そんな左腕に原監督は厳しい言葉を投げかけた。

 「相手の研究の上をいかないといけない。それがプロの世界だ」。もちろん、指揮官の叱咤(しった)の意味を田口は十分理解している。「最初から全部見直して、修正していきたい」。神宮のマウンドで味わった苦い経験をさらなる飛躍へのステップにしていく。 (川越亮太)

 

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