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【格闘技】

内山 ムエタイの怪物退治で米進出

2015年4月27日 紙面から

公開練習でスパーリングするWBAスーパーフェザー級スーパー王者の内山高志=東京都品川区のワタナベジムで

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 WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者内山高志(35)=ワタナベ=が26日、同級10位で東洋同級王者ジョムトーン・チューワッタナ(25)=タイ=との10度目の防衛戦を前に東京都内のジムで練習を公開した。

 ジョムトーンは世界的には無名だが、ムエタイ出身で193勝36敗4分と豊富なキャリアを持つ。2010年にボクシングに転向し、9戦全勝4KO。今年1月17日に東洋同級王座の4度目の防衛戦で、内山が一昨年おおみそかに苦戦した金子大樹(横浜光)を判定で破っている。

 内山は「相手の長所をつぶすのが、天才的にうまい選手。ムエタイ独特ののんびりしたリズムから素早いパンチを出してくるから、そのギャップで速く見える」と警戒する。とは言え、調子は万全。サウスポー対策として階級が上の元東洋ライト級王者荒川仁人相手に2回のスパーを行い、抜群のパワーとキレを披露した。「もともと減量がそれほどないので好不調の波がない」とサラリ。

 海外進出を夢見る内山にとって、ムエタイの怪物も通過点。「この試合に勝てば、欲が出てくる」と内山。渡辺均会長も「次は、内山のやりたい相手と場所でやらせたい」と話し、V10の先に本場アメリカ・ラスベガス進出も見えてくる。 (竹下陽二)

 

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