ジョン・F・ケネディ元米大統領の娘、キャロライン・ケネディ駐日大使の家族は26日(現地時間)、ボストンのローガン国際空港の駐機場に勢ぞろいした。1週間の日程で米国を公式訪問している日本の安倍晋三首相を出迎えるためだった。米政府の安倍首相に対する最高の礼遇を示す光景だった。
安倍首相は訪米日程の始めにボストンのジョン・F・ケネディ記念図書館を訪問した。ケネディ大使が直接案内し、図書館のあちこちで安倍首相夫妻に説明した。ケネディ大使の夫、エドウィン・シュロスバーグ氏と息子も同行した。
続いて、ケリー米国務長官が安倍首相を私邸での夕食会に招いた。ケリー国務長官は岸田文雄外相とほおを合わせてあいさつするなど、親密さをアピール。安倍首相夫妻はにこやかにそれを見守った。米国務長官が私邸に外国の首脳を招いて食事を取るのはまれだ。共同通信は「米国がそれだけ日本を重視しているという表現だ」と評した。
安倍首相は28日にはワシントンのホワイトハウスでオバマ米大統領と首脳会談を行う。