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イスラエル NPT会議に20年ぶり出席へ
4月27日 21時20分

NPT=核拡散防止条約の5年に1度の再検討会議に、核保有国とされるイスラエルが20年ぶりにオブザーバーとして参加することが明らかになり、イランの核開発を阻止するため、イランと対立する中東諸国との連携を模索するねらいがあるものとみられます。
NPTの再検討会議は、ニューヨークの国連本部で27日から4週間にわたって開かれ、国連加盟国のほとんどに当たるおよそ190か国が、核軍縮や核の不拡散について話し合います。
イスラエルの外務省はイスラエルが1995年以来、20年ぶりにオブザーバーとしてこの会議に参加することをNHKの取材に対して明らかにしました。イスラエルはNPTに加盟しておらず、核兵器を保有しているかどうかについてもあいまいな態度を維持する政策をとっていますが、核兵器を保有していることは公然の秘密とされています。
イスラエルは、イランの核開発を安全保障上最大の脅威と位置付けており、今回の会議への参加は、イランの核開発を巡る欧米などとイランとの協議が最終的な合意に向けて進められているなか、合意の阻止に向けて、同じくイランと対立する中東のイスラム教スンニ派の国々などとの連携を模索するねらいがあるものとみられます。

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