土屋アンナから訴えられた甲斐智陽氏。「負けると思っていない」と徹底抗戦の構え=東京・霞が関(撮影・蔵賢斗)【拡大】
舞台中止をめぐる訴訟では昨年12月、東京地裁から「土屋側が解決金200万円を支払う」という和解勧告案が提示されたが、甲斐氏側は和解を拒否。今回のアンナ側の“反訴”について、甲斐氏の代理人を務める伊藤芳朗弁護士は「駆け引きのつもりで提訴したのかな」との見解を示した。
「俺が作った曲よりもっとかっこいい曲を持ってきたら、『ごめんなさい。負けました』と思うけどね」と甲斐氏。アンナの所属事務所は今回の提訴についてコメントを発表していないが、和解への道のりは遠そうだ。
★2つの訴訟を1つの裁判として審理
甲斐氏側が起こした訴訟と今回アンナ側が起こした訴訟は併合され、この日が第1回口頭弁論となった。また新年度に伴う人事異動などのため、この日からこれまでと違う裁判長が担当となった。伊藤弁護士は「裁判長は(アンナの)スケジュールを確認するようにと(アンナ側に)言っていた。次々回にはアンナさんの尋問が実現する可能性がある」との見方を示した。次回は7月13日。
(紙面から)