安倍首相「先の大戦に深い反省」=米学生相手に質疑応答[時事]
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【ボストン時事】安倍晋三首相は27日午前(日本時間同日夜)、ハーバード大学ケネディスクールを訪れ、学生を前にスピーチした後、質疑に応じた。アジア地域の緊張緩和策を問われたのに対し、首相は「日本は先の大戦に対する深い反省の中で、平和国家としての歩みを70年間続けてきた」と強調した上で、中国、韓国との関係改善に引き続き努める考えを示した。
いわゆる従軍慰安婦問題に関し、学生が「政府と軍の関与を否定するのか」と質問。首相は「人身売買の犠牲となり、筆舌に尽くしがたい思いをされた方々のことを思うと、今でも私は胸が痛む」と述べた。旧日本軍の関与を認めて謝罪した河野洋平官房長官談話について「継承することは今まで何回か申し上げている」とも語った。
これに先立ち、首相は2013年4月に発生したボストンマラソン爆破事件の現場を昭恵夫人とともに訪れ、献花した。
[時事通信社]