2015年4月8日03時00分
夏目漱石の足跡をたどる講演会が12日、上京区の京都平安ホテルで開かれる。「東都から西国へ」との副題で、東京から松山や熊本へと移動した漱石に関する2部形式の講演だ。漱石の愛好家でつくる「京都漱石の会」主催。
1部では、正岡子規の後継者で、正岡子規記念研究所主宰の正岡明さんが「漱石と子規・その周辺」と題して話す。2部では、漱石を研究してきた元熊本大教授の中村青史さんが漱石のほのかな恋に関して、「漱石の浮気~京都と熊本の場合」と題して講演する。
京都漱石の会は、2007年に発足。愛好家たちが集まり、隔月で読書会をするほか、年に2回の定例会では漱石に関する講演会を開いてきた。今回が15回目の定例会。代表の丹治伊津子さんは「講演会を通して、東から西へと来た漱石の真の姿を知ってもらいたい」と話す。
残り:150文字/本文:500文字
おすすめコンテンツ
PR比べてお得!