2015.4.27 21:39

琢磨は王者に謝罪されるも17位…ニューガーデンが初V/インディ(1/2ページ)

 【バーミングハム(米アラバマ州)26日(日本時間27日)】米インディカー・シリーズは26日、当地のバーバーモータースポーツパークで第4戦の決勝(1周2・38マイル×90周)を開催。23台が出場し、参戦4年目のジョゼフ・ニューガーデン(24)=米国、CFH・シボレー=が1時間55分53秒0630で、通算55戦目にして初の優勝を遂げた。

 5番グリッドからスタート直後に2位に浮上したニューガーデンは、22周目に首位に浮上。3度目の首位に立った70周目以降は、結果的に一度も抜かれることはなかったが、通算36勝の元王者スコット・ディクソン(34)=ニュージーランド、チップガナッシ・シボレー=に追われ、レース後には「いつもと違ってすごく緊張した」と吐露する場面も。「車とチームのおかげだ。勝利は彼らの努力が報われた結果だ」と語り、エドカーペンター・レーシングと、サラフィッシャー・ハートマン・レーシングが合併してできた新チームの初勝利を祝った。

 グレアム・レイホール(26)=米国、RLL・ホンダ=が、最終周にディクソンをかわして2位。「きょうはホンダにも大きく助けられた」と語った。

 20番手スタートの佐藤琢磨(38)=AJフォイト・ホンダ=は11位を走行中、19周目の給油を終えてピットアウトしてきたウィル・パワー(34)=豪州、ペンスキ・シボレー=に接触されたことが響いて17位。「僕がすでに1コーナーに進入していたところでウィルと接触してしまった。まさかウィルと接触するとは思わなかった」と琢磨が語ったように、思わぬ相手との事故ではパワーの側に罰則が…。レース後には昨季王者が琢磨のもとに謝罪に訪れる一幕もあったが、あとの祭りだった。

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