日韓市民団体が慰安婦問題解決に折衷案、新たな提案の中身とは・・韓国ネット「日本は認めるのが恥ずかしい」「要求水準を下げても…」

韓国・ソウル新聞は２４日、慰安婦問題の解決策を巡って、日本と韓国の市民団体が折衷案を提示したと報じた。

韓国挺身隊問題対策協議会（挺対協）など日韓の市民団体が、２３日に元慰安婦らも参加して東京で開かれたシンポジウムで、新たな提案を打ち出した。

提案はまず、「日本軍が慰安所を設置・管理した」「被害者が本人の意思に反して慰安婦性奴隷になった」「深刻な被害があり、それが続いている」「国内法、国際法に違反する重大な人権侵害があった」という４つの事実認定を日本政府に要求。さらに、その事実認定に基づいた「謝罪」「被害者への賠償」「保有する資料の全面公開」「教育や追悼事業を含む再発防止策」という４つの措置を求めている。

日本側が提案しているアジア女性基金による被害者支援については、「民間調達型で、日本政府の責任を認めた賠償かどうかが曖昧」との理由で拒否した。

記事はこの提案を「日本政府の負担を軽減するための措置」と解説している。これまで日本側が「政府間で合意しても挺対協が拒否すると失敗に終わる」などとして、問題解決の障壁に挙げてきた挺対協が同意している点を「何よりも目を引く」と強調している。

この報道に対し、韓国ネットユーザーからは様々なコメントが寄せられている。

「安倍が指導者で右翼の主張がまかり通っている間は、解決されない。日本は慰安婦の事実を認めるのが恥ずかしいし、世界から非難を浴びることも怖がっている」

「独島問題を含め、慰安婦問題においても韓国は世界各国と連携するべき。戦犯の日本に対し世界的な圧力を加えなきゃならない」

「一番難しい法的責任を現実的な方向にもっていこうとしているのは分かるが、賠償してくれないと思う」

「日本を許そうとしているおばあさんたちを尊敬する」

「慰安婦問題を知りながら、歪曲している人が多い。最後まで闘ってほしい」

「慰安婦問題を解決できるとの意気込みで日本に行ったその気持ち、十分に伝わってきた。頑張ってほしい」

「要求水準を下げたから、実現に向かうとは思えない。日本は簡単に動かない」

「日本の中の真実と世界の真実は、まったく違う。安倍首相はその違いに目を向けてほしい」

「右翼はなかなか反省しない」

「本当に日本への要求を下げたのか？日本に届くかな？」

「おばあさんたち、カッコイイ」

「韓国はベトナムに、日本は韓国に、戦争犯罪を謝罪するべき」

（編集　ＭＪ）