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エコノミスト浜矩子氏が看破する「チーム・アベ」の欺瞞
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2015年4月27日
現在は同志社大大学院教授(C)日刊ゲンダイ
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日銀がやっているのは「金融政策」の名に値しない
マネタリーベースを2年間で2倍に増加させ、2%の物価上昇を実現する――。日銀の黒田総裁が打ち出した異次元の金融緩和も、この4月で3年目に突入した。本人は「所期の効果を発揮している」と強気だが、肝心の物価はさっぱり上がってこない。果たして黒田バズーカは日本経済に何をもたらしたのか。「アベノミクスはアホノミクス」と警鐘を鳴らし続けてきた、この人に聞いた。
――黒田総裁が就任して2年が過ぎました。この間、日銀は何をやってきたのでしょうか。
日銀が「チーム・アベ」の一員としてやってきたのは、国債の買い支えと株価の押し上げ、それと円安誘導ですね。突き詰めれば、この3つのために、大量の資金を市場に流し込んできたわけです。
――それは中央銀行の仕事なのでしょうか。
中央銀行の存立意義は、通貨価値の安定と、それをベースにした経済活動の安定を維持することにあります。ところが黒田さんは、むしろ通貨価値を不安定にしてきた。日銀は、ETFの購入などを通じ、リスク資産である株式の保有高を大きくしています。今やジャンクボンド並みにリスクが大きい日本国債もじゃんじゃん買い上げている。財務体質は悪化するばかりです。そんな状態でありながら、通貨価値の番人として機能し続けようとするのは、大きな矛盾。自国通貨を安く誘導していくのも、中央銀行の政策として考えられません。いずれにしても金融政策の名に値しないことをやっていますね。
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