谷口さん「核兵器一発も残すな」 NGO会議で講演【ニューヨーク共同】27日開幕の核拡散防止条約(NPT)再検討会議を前に、世界の非政府組織(NGO)などが24日、ニューヨークのクーパーユニオンで国際平和会議を開き、長崎で被爆した谷口稜曄さん(86)が「青い地球を残すため、核兵器は一発も残しちゃいけません。廃絶の声を世界に広めましょう」と呼び掛けた。 「ノーモア・ヒバクシャ、ノーモア・ウォー」。谷口さんは講演の最後に、背中の大やけどの痕を写した自身の写真を掲げながら訴えた。立ち上がって拍手を送る人もいた。 講演の大半は英語通訳による代読の形。痛みに苦しむあまり「殺してくれ」と叫んだことなどが語られた。 【共同通信】
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