潘氏、「核なき世界」へ行動を NPT会議前に【ニューヨーク共同】国連の潘基文事務総長は、核拡散防止条約(NPT)再検討会議の27日の開幕を前に、ウクライナ情勢などによる米ロ対立で核軍縮の機運が失われつつあると指摘し、「核兵器なき世界」実現へ向け、今こそ国際社会の「緊急行動」が求められていると訴えた。共同通信の書面インタビューに26日までに答えた。 広島、長崎への原爆投下から70年の節目の会議となるが、潘氏は「(被爆の)確かな記憶を持つ人たちが体験を継承」できる最後の機会かもしれないとし、被爆者の証言が「国際社会の行動を鼓舞すること」への期待を寄せた。 【共同通信】
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