2015-04-27

一人暮らしを始めた新入学生・新入社員へ、服が雑巾臭くならない方法

4月から一人暮らしを始めた人も多いと思うが、新生活も慣れてきただろうか。

実家での生活では、勝手に食事が出てきて、風呂も沸いて、服は畳まれていたのを、すべて自分でやらなくてはいけなくなり苦労している人もいるだろう。

さて、4月も終わりに近づき、汗をかくようになる季節がやってきた。

電車や街などで、雑巾のような臭いを放っている人に遭遇したことはないだろうか?

あれは、体臭などでは無く間違った洗濯方法によって臭くなった服の臭いなのである

もし君があの雑巾臭を放ちながら学校会社に行けば、君のアダ名は雑巾君になることは間違いない。(女性ならモップちゃん)

しかし、一人暮らしを始めたばかりの人は、あまり洗濯の手順についてわからないと思う。

そこで、服などが雑巾臭いにならないための洗濯方法を伝授する。

臭くなる仕組み

まずはなぜ臭くなるのか説明する。

結論からいうと、モラクセラ菌という細菌が原因である

Wikipediaによると、モラクセラ菌が4-メチル-3-ヘキセン酸という物質を作ることにより臭いが発生する。

モラクセラ菌人間の肌などに存在し、それが服などに付着、汗などで濡れた時に大増殖し、4-メチル-3-ヘキセン酸が発生して雑巾臭となる。

洗濯物が乾いてしまえば4-メチル-3-ヘキセン酸は発生しないため臭いは無くなる。

しかし、ここで油断してしまうと雑巾君(モップちゃん)となる。その服を着て汗をかけば、あっというまにモラクセラ菌が大増殖して4-メチル-3-ヘキセン酸が大量に発生してしまう。

モラクセラ菌普通洗濯程度ではすべて落ちないのだ。何回洗濯しても汗をかくと臭くなってしまう。

洗濯物が雑巾臭くならないために

洗濯槽は洗濯カゴではない

モラクセラ菌は濡れている時に増殖する。すぐに洗濯しない場合、使い終わったバスタオルなどは干しておけ。

洗濯槽は洗濯カゴではない。洗濯槽のなかはジメジメしているので、洗濯槽を洗濯カゴ代わりに使うとモラクセラ菌が大増殖する。

糸くずフィルタは菌のたまり

糸くずフィルタに貯まるクズに菌がたまる洗濯ごとに取り除け。

洗剤に気を使え

液体洗剤ならいいが、粉末の場合溶かして入れろ。また洗剤の入れすぎは厳禁だ。

ブザーがなったらすぐ取り出せ

読書中や映画鑑賞中に洗濯終了のブザーがなると腰が重いのは人類共通の悩みだ。

しかし、ブザーはモラクセラ菌増殖開始の合図と思え。放置は厳禁だ。すぐに取り出して干せ。

干し方一つで部屋干しも可能だ

一人暮らしだと夜洗濯することも多いはずだ。この場合、部屋に干しても外に干してもなかなか乾かず、モラクセラ菌増殖の原因となる。

しかし、モラクセラ菌が増殖する前に乾かせばいいのである

乾燥機かいハイテク機器を持っているセレブ乾燥機を使え。

そうでない貧乏人は部屋に干して、サーキュレーターの風をガンガン当てろ。バスタオルでも1時間くらいで乾く。

サーキュレーターを持っていないやつは電気屋とか無印とかに買いに行け。給料出ただろ。今すぐ買いに行け。(扇風機でもいいが、冬に扇風機だしてると変態だと思われるぞ)

雑巾臭くなってしまった服への対処方法

上記の対策をしても臭くなってしまった場合はどうすればよいか。

臭くなった服なんて、そんなもん捨てちまえ。

しかし、お気に入りの服だったり、引越し前におばあちゃんにもらったタオルなどは簡単に捨ててはダメだ。

そこで、モラクセラ菌をコロス方法を伝授する。

部屋に置くゴミ箱くらいの大きさで金属製の水が貯められるものを探せ。俺は金属製のバケツ(普段はゴミ箱として使用)を使っている。

そのバケツ類に臭くなった衣類を入れ、70度くらいのお湯(触れないくらいの熱さだ)をたっぷり入れろ。

そして適当な蓋をして20分放置だ。

その後、洗濯機に入れて普通に洗濯しろ。あとは風を当てて干して乾かせば完了だ。

普段の洗濯に少しオプションをつければ完璧

この方法オプションだ。とても有効だが、物理的に出来ない場合もある。

その方法とは、洗濯時にお湯を使う方法だ。

俺のやり方を書く。

俺の家は風呂場と洗濯機は隣り合っていて、ドア1枚のみだ。

そこで、風呂場のシャワーで熱めのお湯を出して、シャワーヘッド洗濯機まで持って行って洗濯槽にお湯を張る。

そのお湯で洗濯をするのだ。

しかし、近頃の高性能洗濯機だと洗濯開始ボタンを押すとフタがロックされたり、そもそもシャワーヘッドが届かない場合も多いだろう。そのときは諦めろ。

さいごに

あの臭いは本当に周りに迷惑をかける。学校なら人に避けられるようになるし、会社なら陰口を叩かれるか、知恵袋に悩み相談される。

しかちょっとした洗濯の手順を追加するだけで解決出来るのだから、多少面倒でも気をつけてほしい。

さて、次回は足臭について書く予定だ。

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