おはようございます。
4月26日日曜日、朝7時になりました。
NHKニュースおはよう日本です。
きのう、マグニチュード7.8の大きな地震に襲われたネパールでは、これまでにおよそ1400人の死亡が確認されました。
日本政府は、被害に遭った日本人がいないかどうかの確認を急ぐとともに、現地に国際緊急援助隊を速やかに派遣する方向で調整を進めています。
粉々になった建物のがれき。
現地では、夜を徹した救助活動が行われています。
ネパール中部できのう、マグニチュード7.8の地震があり、ネパールからインド北部にかけての広い範囲で強い揺れが観測されました。
震源は首都カトマンズの北西80キロ付近と見られ、カトマンズでは、多くの住宅が倒壊しました。
ネパールの警察によりますと、これまでに1392人の死亡が確認されたということです。
歴史的建造物も被害を受けました。
ユネスコの世界文化遺産に登録されている、カトマンズ盆地にある、観光名所のビムセンタワー。
地震により、跡形もなく崩れました。
またエベレスト周辺には、地震が発生した際、1000人以上の登山者がいたと見られています。
ベースキャンプ付近では大規模な雪崩が発生し、これまでに10人が死亡したということです。
現地で撮影を行っていたインドのテレビ局のスタッフは。
一方、被害は隣国にも拡大していて、インドではこれまでに44人、中国のチベット自治区で13人、バングラデシュで2人が死亡したということです。
ネパールには、日本人1100人以上が住んでいて、登山などの観光シーズンで大勢の日本人旅行者もいます。
今回の地震を受けて、インドはおよそ300人の救援部隊をネパールに派遣したほか、アメリカ、フランス、中国、パキスタンが部隊の派遣を表明するなど、各国による支援の動きが始まっています。
日本政府も、被災者の救助や救援に当たるため、70人規模の国際緊急援助隊を、現地に速やかに派遣する方向で調整を進めているほか、今後、ネパール政府の要望も踏まえながら、援助物資の提供や、資金面での協力なども検討していくことにしています。
総理大臣官邸の屋上で、小型の無人機、ドローンが見つかった事件で、逮捕された男は、ブログに経緯や動機を書き込んでいました。
男は、去年12月にもドローンを飛ばすことを計画していましたが、このときも放射性物質を含んだ砂を機体に乗せていたことが分かりました。
警視庁は、反原発を訴えるために放射性物質を使うことにこだわったと見て、一連の計画を詳しく調べています。
威力業務妨害の疑いで逮捕された、福井県小浜市の山本泰雄容疑者。
きのう、出頭した福井県の警察署から、捜査本部がある麹町警察署に移されました。
県立高校を卒業後、自衛隊に入り、その後、去年まで福井県内のメーカーの工場で働いていましたが、現在は無職だということです。
その山本容疑者のブログです。
インターネット上に、総理大臣官邸にドローンを飛ばした経緯や動機などを書き込んでいました。
ブログでは、官邸サンタと名乗っていました。
官邸にドローンを飛ばすことは、去年の秋ごろから計画。
第3次安倍内閣が発足した去年12月24日にも、新閣僚やマスコミがそろう官邸に飛ばす計画を立てたとしています。
しかし、そのときは離陸の準備をしたものの、飛ばすことができなかったと書き込んでいます。
その後、再びドローンを飛ばすことを計画。
それについてブログでは。
今月12日に投票が行われた福井県知事選挙の直前に騒ぎを起こしたうえで、みずから警察に出頭することで、混乱した状態で選挙を迎えさせたかったとしています。
今月8日は、東京・港区の赤坂からドローンを飛ばそうとしたものの、悪天候で断念。
そして翌9日。
電波の状態が悪くなり、機体を完全に見失ったことから、その場を離れ、小浜市に戻ったとしています。
結局、総理大臣官邸の屋上で、放射性物質を含んだ容器を取り付けたドローンが見つかったのは、今月22日。
ドローンを飛ばしてから10日余り発見されず、ブログには、計画どおりにいかなかったと書き込んでいます。
警視庁によりますと、山本容疑者は今月9日の未明にドローンを飛ばしたことを認め、反原発を訴えるためにやった。
容器には福島の砂を入れたと供述しているということです。
本人のブログからは、去年12月にドローンを飛ばすことを計画したときも、放射性物質を含んだ砂を機体に載せていたことが分かりました。
ブログには、福島県内の帰還困難区域に3回、砂を採取に行ったことが記されています。
警視庁は、反原発を訴えるために、放射性物質を使うことにこだわったと見て、一連の計画を詳しく調べています。
では次です。
広島空港で起きたアシアナ航空機の事故で、滑走路脇に止まったままになっていた事故機を撤去する作業が昨夜から行われ、きょう午前2時半過ぎに終了しました。
撤去に伴い、広島空港は、きょうの運航から着陸時の気象条件が緩和され、悪天候による欠航は減る見通しです。
今月14日、広島空港で起きたアシアナ航空機の事故では、航空機が滑走路からそれて、翼やエンジンなどが大きく壊れ、乗客・乗員合わせて25人がけがをしました。
広島空港は、事故の3日後に運航を再開しましたが、事故機は滑走路の中心から120メートルほど南の空港の敷地の端に止まったままになっていて、アシアナ航空は昨夜10時から機体の撤去作業を行いました。
機体は台車4台に載せられて、500メートルほど北西の敷地内の草地に移され、およそ4時間半後のきょう午前2時半過ぎ、撤去が終了しました。
着陸機を電波で誘導する装置が壊れていて、国土交通省は、着陸時の気象条件を、パイロットの視界が5000メートル以上と厳しくしていましたが、事故機が撤去されて、より安全な状態になったとして、きょう午前7時半過ぎの運航から、1600メートル以上に緩和し、広島空港では、今後、悪天候による欠航は減る見通しです。
統一地方選挙はきょう、後半の政令指定都市以外の市区町村長や議員の投票日を迎え、一部の地域を除いて午前7時から投票が始まりました。
統一地方選挙の後半戦、県庁所在地では、水戸、高松、大分の3つの市長選挙の投票が行われ、大分では自民党などが推薦する候補と、民主党などが支援する候補が対決する構図となっています。
また東京では、2期目を目指す現職に自民党などが推薦する新人が挑む世田谷区長選挙や新人4人の争いとなった渋谷区長選挙などの投票が行われます。
一方、総務省のまとめによりますと、全国の市や区の議員選挙では、おとといまでに有権者の7.2%に当たる267万5000人余りが期日前投票を済ませ、前回の同じ時期より27%増えています。
ただ、前半戦の道府県議会議員選挙では、全体の平均投票率は過去最低となっていて、きょう、投票が行われる選挙でも、投票率が注目されます。
投票は一部の地域を除いて午前7時から始まり、午後8時で締め切られます。
NHKでは、統一地方選挙の開票速報を、総合テレビで今夜9時から、ラジオ第1放送で今夜8時から、それぞれ放送します。
また当選当確者や最新の開票状況は、インターネットやスマートフォン、携帯電話、それに総合テレビとBS1のデータ放送でもご覧いただけます。
インターネットはNHKのホームページからアクセスしてください。
安倍総理大臣はきょうから来月3日までアメリカを公式訪問し、日米首脳会談に臨むほか、アメリカ議会で演説します。
今回の訪問を通じて、強固な日米同盟を内外にアピールしたいとしており、安全保障分野や、TPP・環太平洋パートナーシップ協定の早期妥結などに向けて、緊密に連携していくことをオバマ大統領と確認したい考えです。
このうちワシントンでは、去年の11月以来となるオバマ大統領との日米首脳会談に臨みます。
安倍総理大臣は今回の訪問を通じて、強固な日米同盟を内外にアピールしたいとしており、オバマ大統領との会談では、両政府間で取りまとめられる、新たな日米防衛協力の指針・ガイドラインの下、安全保障分野での連携を強化していくことを確認したい考えです。
また、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設計画について、地元に反対意見があるものの、理解を得る努力を続けながら推進していく意向を伝えるとともに、沖縄の基地負担の軽減に向けた協力も求めることにしています。
さらにTPP・環太平洋パートナーシップ協定の早期妥結や、中国が提唱しているAIIB・アジアインフラ投資銀行への対応などで、緊密に連携していくことも確認したい考えです。
そして日本の総理大臣として初めてアメリカ議会の上下両院の合同会議で演説し、戦後、日本の歩みを振り返りながら、戦火を交えた両国が和解を経て、人類が直面する課題に、手を携えて貢献していく決意を表明することにしています。
では気象情報、南さんとお伝えします。
おはようございます。
さて、南さん、大型連休の天気、気になりますが、どうですか?
これ、4日までの天気なんですけれども、これを見てみますと、結構、晴れる日、多いんですよね。
おっ、並んでますね。
これ、札幌、仙台、東京ですけども、晴れる日、比較的多い。
気温は高めです。
高め?
特にあす、札幌は25度でしょう。
仙台26度、そしてかようが…、火曜日が25度、これ、7月並みの気温なんですね。
夏みたいですね。
その後も20度を超える日が比較的多くて、これでも6月の中旬ぐらいの気温になりますので、どちらかというと、暑さの対策が必要になってきそうですね。
かなり汗ばむぐらいの陽気が続きますので、熱中症とかも少し気をつけていただいて、連休の期間中、過ごしていただきたいと思います。
早くも熱中症に注意が必要?
そういうことですね。
そして西日本、大阪、福岡、那覇を見てみますと、やはり気温は高めで経過していきそう。
ということと、沖縄は、この水曜日と木曜日ごろ、雨が降りますし、西日本もこのころ、雲が多くなって、太平洋側を中心に雨が降りそうです。
また4日の月曜日も福岡、九州辺りは雨が降りそうですので、また新しい気象情報を参考にしながら、予定を立てていただきたいと思います。
そして連休といいますと、海とか山のほうにね、お出かけと。
レジャーに行く方も多いと思いますよね。
思いますが、さあ、山の上って、どんな気温になっているのかというところで、一つ問題を作りました。
結構下がる印象ありますけどね。
そうですね。
東京が20度だったら、富士山の山頂の気温は、何度になっているでしょうか。
氷点下5度ぐらいか、それとも5度くらいか、それともコールドぐらいか。
近田さん、どう思います?
まあ、コールドってね。
今、この瞬間、お茶の間が凍ってるんじゃないかって、心配なんですけど、さあ答えをお願いします。
さあ答えはバン!そう、氷点下5度ぐらいなんですよ。
地上で20度でも氷点下なんですね。
過去30年調べてみましたら、過去30年の富士山の最高気温と東京の最高気温、4月下旬から5月の上旬、いわゆる大型連休の期間中を調べてみると、東京は21度3分で、富士山は氷点下3度3分でしたから、大体ね、25度ぐらいの差があるんですね。
25度ぐらいの差があるのを、単純に計算すると、大体100メートルについて0.7度下がる。
100メートルで0.7度。
100メートル登ると0.7度下がっていくということになります。
これをちょっと、1000メートル、2000メートル、3000メートルで計算をすると、単純に計算すると、1000メートルになると、ふもとが20度だとすると、13度、2000メートルで7度、3000メートルで0度になる。
で、これにちょっと山を当てはめてみると、こんな感じになります。
神戸の六甲山は大体900メートルぐらいですけども、そうすると、ふもとが20度だったら、13度ぐらいになるし、1000メートルから2000メートルくらいの山っていいますと、鳥取の大山とか、栃木の那須の山々とかね、四国の剣山とかありますけども、そうすると7度ぐらいにはなってるし、3000メートル級の山に登ると、0度、東京、大阪で言うと7度、0度って言うと、これ、真冬並みの気温ということになりますよね。
そうするともう0度だったら、雪が降ってる可能性も十分にあります。
雪が残ってる可能性も多いですね。
そうですね、当然そうですね。
今はロープウェイですーっと山の上のほうまで登れる所も結構多くなってますので、山の上に登ると、いきなり冬になっていますから、冬の対策を忘れないようにして、山の上はまだ冬だぞという感覚を頭の中に入れて、自分の行く所がどういう所かっていうのをね、ちょっと調べて、お出かけになってもらいたいと思いますね。
あと山の上って、天気が急に変わることも多いですから、そういった点でも注意が必要ですね。
そうですね、それから風が吹きますと、この気温よりも体感的にはかなり寒くなります。
それもありますね。
気をつけていただきたいと思います。
では、今の外の様子、富士山の様子、ご覧ください。
見えてますね。
頭の付近が。
これは静岡県の小山町から見た富士山の様子です。
富士山の現在の標高、3776メートルくらいの気温が、マイナス6.4度。
まだ真冬ですので、山のほうに行かれる方は、十分注意をしてください。
さて、こちらはきのうで事故から10年となったJR福知山線の脱線事故の映像です。
皆さんの記憶にも強く残る映像ですけれども、上空から見ただけでは、事故の本当の姿は伝わらないと、乗客だった一人の男性が、事故当時の車両の内部の様子を絵に描いて、初めて一般に公開しました。
事故を忘れてほしくないという男性の思いを取材しました。
東京で開かれた福知山線脱線事故の教訓を伝える展示会です。
会場でひときわ来場者の関心を集めた絵がありました。
10年前、線路脇のマンションに衝突した福知山線の電車。
最も多くの人が亡くなった2両目の様子を描いた絵です。
この絵を出品したのは、事故のとき、2両目に乗っていて、大けがをした小椋聡さんです。
生き残った者には与えられた役割がある、そう考えてきたといいます。
107人もの人が亡くなった中で、生き残った者の役割。
そのことを意識したのは、ある遺族のことばがきっかけでした。
小椋さんは、ほかの負傷者や救助に当たった人たちを訪ねて話を聞き、亡くなった人たちが、どのような状況で最期を迎えたのか、明らかにしていきました。
そしてもう一つ取り組んだのが、絵を描くことでした。
みずからの記憶をたどり、3か月かけて自分が見たままの車内の光景を描いたのです。
ただ、小椋さんはこれまで遺族やほかの負傷者の気持ちに配慮し、この絵を表に出すことはほとんどありませんでした。
しかし、最近、その思いが少しずつ変わってきたといいます。
小椋さんが事故から10年を前に、つづったブログです。
あんなに大切だと思っていた記憶なのに、みずからの事故の記憶が風化しつつあることに気付いたのです。
そんな中、展示会への出品を持ちかけられました。
みずからの役割を果たしたい。
小椋さんは絵を出品することにしたのです。
事故から10年となったきのう、事故現場を訪れ、花を手向けた小椋さん。
月日が過ぎていく中で、事故の記憶をいかに伝えていくのか。
重い課題と向き合い続けています。
展示会には、大勢の人たちが訪れ、生き残った者の役割を果たしたいという小椋さんたちの話に熱心に聞き入っていたということです。
続いては、月に一度のこちらのコーナーです。
夏も近づく八十八夜。
きょうの旬体感は、静岡のお茶です。
取れました。
本当、日本に生まれてよかった。
上條さん、最初の旬体感は静岡ですね。
行ってきました。
日本茶の生産量日本一の静岡。
今ちょうど、新茶のシーズンを迎えています。
私も初任地が静岡放送局でしたので、懐かしいですね。
そうですね。
静岡にはたくさんのお茶農家やお茶の問屋などがあるんですが、伝統の日本茶作りに関わる人たちは、古くから数々の技を受け継いでいます。
今回は日本茶の技を訪ねました。
訪れた日はちょうどお茶の初取り引きの日。
新茶の季節の始まりを告げる一大イベントなんです。
そうなんですよね。
地元静岡をはじめ、日本各地のさまざまな種類の新茶が勢ぞろい。
といっても、素人の私には皆同じに見えてしまうんですが。
同じに見えますよね。
長年、お茶を見分けてきたプロは違います。
お茶の問屋を営んで40年以上になる和田治夫さんです。
そうなんです。
茶葉の見た目だけで、お茶の味や香りなどを言い当てる技を見せてくれました。
これで分かるんですか?
まずは左側のお茶です。
お茶の甘み、苦み、渋み、これが上手に絡まって、口の中に残るんですよね。
いただきます。
確かめてみるわけですね。
うーん。
濃厚ですね。
ずっーとこう、味が口に残りますね。
さあ、次は右のお茶です。
…がいいですよね、色がいい、すっと飲みやすいわけですよ。
確かに比べてみますと、右のお茶、左に比べて濃い緑色をしています。
そうですね。
色がもう濃いですね。
そうです。
飲んでみると。
あんまり苦みがなくて。
和田さんの言ったとおりの味わいや色にびっくり。
見事なプロの技でした。
技あり。
さあ、続いては、おいしいお茶を育てる伝統の技があるという、掛川市東山を訪れました。
もえぎ色の茶畑、きれいですね。
そうなんです。
そして山には茶の文字が。
大の字じゃないんですね?
そうなんです。
茶の文字。
お茶の里、東山のシンボルです。
松浦さんですか?
そうです。
お茶農家の松浦武雄さんです。
こちらこそよろしくお願いします。
この日は新茶の手摘みが行われていました。
今、収穫作業のほとんどは機械化されていますが、最もおいしいといわれるこの時期の新芽だけは、手で摘んでいくんです。
やります。
頑張ってください。
頑張ります。
大丈夫ですか?
ちょっとたどたどしいですけれど。
取れました。
1枚だけでしょう、これ。
柔らかいですね。
ですね。
松浦さんは、何個も何個もその間摘んでました。
その間、摘んでました。
この地域の技、それはお茶の栽培方法にありました。
ここでは茶畑の脇に茶草場と呼ばれる土地を確保しています。
茶草場?そうなんです。
ここで育ったススキやササなどの草を刈って、それを茶畑に運んで、土に敷いていきます。
敷いてどうするんですか?
こういうふうにすることで、この土壌が豊かになるんですね。
そうすることで、お茶の味もおいしくなるといわれています。
その一方で、草を刈り取ったあとの茶草場は、適度に日当たりがよくなり、ハルリンドウ、そして絶滅が危惧されているキンランなど。
あっ、かわいらしい。
貴重な動植物が育つ場所になっているんです。
この農法は、世界農業遺産にも認定されています。
さあ、ところで近田さん、静岡に行ったことがあるということですが、こんなお茶があるの、ご存じでしたか?
巨大な茶柱じゃないですよね?
違います。
茶葉をお湯に入れると、葉がこうやってゆっくりと開いていく、手もみ茶と呼ばれるお茶。
聞いたことがあります。
このお茶ですが、すべてこのように手作業で加工されているんです。
お茶の味や香りを引き出すこの工程は、今は機械で行われることがほとんどです。
でも、松浦さんはみずからの手でお茶と向き合うこの技がお茶作りの原点だと考えています。
5時間ほど時間をかけて、お茶とじっくり対話する手もみ。
松浦さんたちは、これを若い世代に伝えていく活動も行っています。
農家の方々の思いが込もったこの貴重な手もみ茶を頂きました。
どんな味が、風味がするんでしょうか?
うーん。
一滴舌に載せただけで、香りがぶわーっと口の中に広がって、香りも、そして味わいもしばらく続くんです。
これも初めての経験でした。
お茶の葉の天ぷらですね。
甘みがぎゅーっと、後味が、ちょっと苦みがあるのかなと想像してたんですけど、全然ないですね。
爽やかな味がします。
全国一の茶の産地、静岡県。
消費者の日本茶離れの影響などで、お茶の生産量は、昭和50年代から4割近く減っています。
こうした状況を乗り越えようと、新たな取り組みを始めた人がいます。
あの茶市場で出会った和田治夫さんの息子さんの夏樹さんです。
こんにちは。
きょうはよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
その夏樹さん、まず父の茶問屋を現代風にリフォームしました。
なんかしゃれたオフィスというか、カフェのような感じですね。
今どきですよね。
若い世代の人も気軽に立ち寄れる場所にしたいと考えたのです。
カフェとかバーみたいな作りですね。
お茶の缶も若い世代に受け入れられるデザインを考えました。
ずいぶんしゃれた感じになりましたね。
そうなんです。
色もいろいろあるんですね。
店の屋号をシンプルなデザインでまとめました。
これ、和田さんの田、田んぼの田。
なるほど。
ここにも技ありです。
ネットでのお茶の販売も始めた夏樹さん。
父親の治夫さんは、みずからの長年の経験を上手に引き継いでいきたいと考えています。
静岡で出会ったことしの一番茶。
たくさんの技の中に、地域の人々の思いが込められていました。
いやー、本当、一つ一つが丁寧な技によって、お茶の味が生み出されているんだなと、私も静岡にいる間、もうちょっと勉強しておけばよかったと、今、反省してますけど。
本当、実際産地に行って、皆さんの技を間近に見ると、そのあとに味わう一つ一つのお茶が本当に味わい深く感じられたんですよね。
それぞれにやっぱり特徴が違う、こんなにもお茶が違うものなんだというものを知って、びっくりしました。
けさの旬体感は、静岡のお茶でした。
さあ、スポーツは向井アナウンサーとお伝えします。
おはようございます。
海外サッカー、香川選手、やりましたね。
やりましたね。
うれしいですね。
ドイツ1部リーグ・ドルトムントの香川真司選手。
今シーズン初めて、2試合連続ゴールを決めました。
香川は前の試合でおよそ1か月ぶりのゴール。
ホームで長谷部のフランクフルトと対戦です。
まずは前半23分。
香川のパスが起点となってチャンスが生まれます。
これがハンドの判定。
ペナルティーキックを獲得します。
きっちり決めて、ドルトムントが先制します。
そして前半32分でした。
このクロスボールを香川。
あー、決まった!
今シーズン、初めての2試合連続ゴール。
これで4得点となりました。
フル出場した香川、長谷部との対決を制し、チームは2連勝です。
よかったですね。
この試合、フランクフルトは、乾選手も後半途中から出場しましたけれども、得点には絡めませんでした。
以上、スポーツでした。
では、けさお伝えしているニュースです。
きのう、ネパールで起きたマグニチュード7.8の地震で、これまでにおよそ1400人が死亡しました。
震源は首都カトマンズの北西80キロ付近と見られ、カトマンズでは多くの住宅などが倒壊、軍が出動して、閉じ込められた人たちの救出活動を続けています。
ネパールにある日本大使館は、現時点で日本人の被害の情報はないものの、引き続き情報収集を進めているとしています。
続いて気象情報です。
南さん、お願いします。
きょうの日中は晴れる所が多いでしょう。
午前3時の天気図です。
東シナ海と関東付近に高気圧の中心があって、晴れている所が多くなっています。
夜にかけても高気圧に覆われて晴れますが、北海道の北には低気圧があって、北海道付近は等圧線の間隔が狭くなっています。
西寄りの風が強く、海上では波の高い状態が続く見込みです。
そして、きょうの天気の移り変わりです。
きょうの日中は晴れる所が多い見込みです。
北海道の北部は、低気圧などの影響で雲が広がりやすく、にわか雨の降る所がありますが、北海道の南部からそして九州、沖縄にかけて、日中は晴れの天気が続く見込みです。
そして、きょうの午後3時の気温の様子です。
きょうの日中は25度前後まで上がる所が多く、最高気温重ねてみますと、福島が25度、富山、鳥取は26度と、6月並みの気温の所も多いでしょう。
また網走は22度まで気温が上がって、7月の下旬並みの気温になる見込みです。
あすはさらに気温が上がる見込みです。
では、きょうの各地の予報です。
2015/04/26(日) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
特集は「旬体感・お茶の静岡・日本一の技」。新茶の季節を迎えた静岡。茶の栽培から加工まで数多くの伝統技術が受け継がれています。日本茶の奥深い魅力をお伝えします。
詳細情報
番組内容
特集は「旬体感・お茶の静岡・日本一の技」。新茶シーズンを迎えた静岡県。茶の栽培・摘み方・加工に至るまで、数々の伝統技術が受け継がれています。ススキやササなど「茶草」と呼ばれる草を敷き自然と共存しながら栽培する独自の農法。微妙な味の違いを「手先」で感じて茶を加工する「手もみ」技術の継承に取り組む地域も。日本茶需要が低迷する中、お茶の奥深い魅力を伝える様々な努力を続ける日本一の産地を訪ねました。
出演者
【キャスター】近田雄一,上條倫子,【スポーツキャスター】向井一弘,【気象キャスター】南利幸
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ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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