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中国 パキスタンと大規模インフラ整備で合意
4月21日 10時05分

中国 パキスタンと大規模インフラ整備で合意
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中国とパキスタンは中国が掲げる「21世紀の陸と海のシルクロード」構想の一環として、パキスタンで日本円で3兆円を超える大規模なインフラ整備を進めることで合意しました。
中国の習近平国家主席は就任後初めてパキスタンを訪問し、20日、シャリフ首相と首脳会談を行いました。会談後発表された共同声明によりますと、両国は協力してパキスタンの道路や港湾、水力発電所の大規模なインフラ整備を進めることで合意しました。
パキスタン政府によりますと、その規模は280億ドル(日本円で3兆円余り)だということです。このうち、水力発電所のプロジェクトには、去年末に設立されたばかりの中国政府系の投資ファンド「シルクロード基金」が初めての投資を行うとしています。
中国政府は「一帯一路」と呼ぶ「21世紀の陸と海のシルクロード」を造る構想を掲げています。そして、新疆ウイグル自治区のカシュガルからパキスタンのアラビア海を臨むグワダル港を結ぶルートをその一区間と位置づけ、インフラ整備を通じて友好国パキスタンの経済成長を後押しするとともに、中東やアフリカ産の石油の輸入の近道とすることを目指しています。
このほか、両国はいずれもインドとの間で国境線を巡る対立を抱えているうえ、アフガニスタンに駐留するアメリカ軍の部隊が来年末までに完全撤退を計画していることなどから、安全保障面でも協力を一層強化していく方針を確認しました。

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