「短歌de胸キュン」4年目に突入致しました!
(一同)イエ〜イ!イエイイエイイエイ!懐かしい顔もね今日は遠くから集まって頂いて。
僕の事ですか?小島さん前年度2回しか出てないし番組に全然貢献してないのに今日何しに来たんですか?今年は頑張るぞっていう事で気合を入れてきたんじゃないか!ねぇ潤さん。
あんたどっちかっていうとこっち寄りだからね。
今年度僕たちに短歌を教えてくれる先生は帰ってきましたこちらの方です。
(拍手と歓声)佐伯先生お元気でしたか?
(笑い)何か男性陣が1人少ない気がする。
雄一郎君は大学生活にちょっと集中したいという事でこの番組卒業という形になりました。
男性陣新メンバーを…。
え〜?入れるんですか〜!誰が来るかまだ俺も知らないんですが新メンバーこちらの方です。
えっ?誰?わ〜!え〜うそ?
(拍手)
(村上)どうも〜。
お願いします。
(井戸田)うそでしょ?何で?僕半年前ぐらいから短歌と出会いまして…。
(井戸田)何で何で?「ひょん」って何?「ひょん」って何?過去自分の詠んだ自信のある短歌ここで聞いてもいいの?
(拍手)すごい!すごいね!
(小島)先生が拍手してる。
あの重い手が上がったぞ。
後輩だろお前!あいつ…!何なんだあの転入生は!とんでもない出方してるんで僕。
ようやく「できる」を!今回はまずメンバー全員で短歌対決。
合格した4人が後半のスタジオに進む事ができます。
新メンバー村上さんの実力は?小島さんは昨年度の雪辱を果たせるのか?鈴木あやちゃんです。
(拍手)レディースデーを狙って映画館に行って映画を見に行くんですけどちょっとすっぴんを隠した女性が結構気を抜いた女性が多くて…。
(拍手)
(拍手)弟の初舞台だったんですよ。
すごい大げさかもしれないですけど姉としてすごく大迫力に感じたというか…。
(拍手)姪っ子が初めて舞台に立てた時に見に行ったんですよ。
そしたら人間の役じゃなくてリンゴの木の役だったんですよ。
男子のトップバッターは…。
スッとやれよもう!マジうまい!
(女性たち)かっこいい!
(拍手)
(拍手)今舞台に立ってる人がメッチャウケてると超不安になるんですね。
あの〜潤のにちょっと近いんですよ。
似てるね。
空席目立つからあれ今だったら手触れるんじゃね?とか余計な事考えるし「バクダッドカフェ」の映画の内容が入ってこないっていう歌を歌ってみましたという事です。
(3人)どう思ってたんだよ!お前どういうつもりで…。
(鈴木)けんかしないで。
(拍手)舞台上に立っている時の僕は僕なんですけれども村上健志役でしかないという。
フルポン村上になってると。
(笑い)これが村上スタイル。
女性陣まず1人目をお願いします。
えっ?うれしいよ!涙出そう。
2人目は…えりちょすさんです。
ありがとうございます。
村上さん何か今おっしゃいました?ひどい!
(小島)…って事はどういう事?ねぇひどい!ほんとにひどい!むかつくんですけど。
後輩のくせして。
「揺れてるリンゴ」とか。
どうでした?男性陣の出来は?
(女性たち)誰?今日だけかもしれないんですけど村上さん。
(女性たち)え〜すごい!
(拍手)
(鈴木)1位?マジマジ?ダントツです。
何でですか?芸人さんたちのある瞬間っていうのの心理をとてもよく表していらして「追い越して」がとてもうまいなと思いました。
うわ〜怖いな〜。
じゃあ2人目お願いします。
絶対潤だと思ってた。
絶対潤だと思ったもん。
これだけはすごい悩んで…この絡み懐かしい!「袖に聞こえる大爆笑」の辺りねそのまんまなんですよね。
(笑い)まんま…?
(拍手)という事で今回スタジオはこちらのメンバーでお送りします。
イエ〜イ!お願いしま〜す。
恐らくこの1年間この4人でやっていく事になると思います。
今日のテーマどうしましょう?「制服」。
学生のでもいいですけどユニフォームとか仕事場の制服でも何でも。
バイトの制服もありますしね。
主張を入れる事によってよりその人の考え方が見えちゃうんですか?見えますよね。
今回は制服に対する主張考え方を描写してみましょう。
まずはその例を紹介。
服装検査の時に自分らしさを主張していったら直されたという。
だけどリボンぐらいなんですよ。
スカート丈をうんと短くしちゃうとか。
不良じゃないけど。
だけどはめ外したい。
全体に埋もれてしまいたくない。
制服に対する考え方っていうのは出てますよね。
今日最初のレッスンです。
主張をそのまま述べるのではなくものに託して描写する事が大切。
まだまだ私子供だなみたいな主張というか。
ここの「大人に見えて」を「キレイに見えて」とか嫉妬が入るんですよね。
「キレイに見えて」っていうと私は違うのにあの人は何でキレイに見える?同じ服着てるのに。
(えりちょす)いい!下の句がいいね。
諦めてる自分を入れたんですよ。
とてもいいと思います。
「反対へ行く」というのがね考え方がよくここで出ていると思います。
「向かう先とは」の「先」が少し茫洋とするんですよね。
人生を全部比喩しちゃった感じが「向かう道とは反対へ行く」でも歌は引き締まるのではないかなと思いました。
結句の描写に主張が表れています。
「向かう道」とする事で場面がはっきりしました。
「みたく」っていうふうに片言っぽくしないで「彼女みたいに」と丁寧に言ってあげる方がいいと思います。
同じだからこそ違いがはっきりとしてしまうっていう。
面白いと思いました。
「残酷にも」がすごく大げさな性格だなと思うんですけどそれがかえってこの歌では「残酷にも」がすごく生きていると思います。
デートをした事もない私の制服と。
無駄がないな〜。
どうでしょう?先生あの短歌なら井戸田潤小島よしお成仏できますかね?そうですね。
続いては入選歌の発表。
投稿歌の中から佐伯さんの選んだ四首を紹介します。
ボーダーのTシャツで君と私の制服だから2人の寝巻きだと思った。
そう思った。
それ思った。
制服の見方とか考え方がとても自由な方で社会で決めたようなものではなくて私たち個人がこれを制服だって決めるのよっていう。
彼氏できたら「これうちらの制服だよ」って言ってみたいです。
(笑い)見守ってあげて下さいよ〜。
先生会わない1年間にどんな恋愛をしたんですか?制服っていうある程度縛りつけたものから解放されてその先は明るいよというこのすがすがしさが。
…っていう事を思い出してる今そんなに幸せでない気がする。
この人は。
ああ〜。
高校を卒業した日晴れてて未来は輝いてたのに今の私…っていう歌なのかなと俺は思った。
小沢さんのような感じが少し入ってると思います。
どこに入ってるかっていうと「遠くで待ってた」というその時は遠くでそういうキラキラしたものが待ってたんだよという歌なんですよね。
それから「着なくなった日」もうまいなと思います。
卒業式ってやらないのがうまいんですよね。
「強いし」「体育だし」って「し」「し」ってリズムがよくてこの人の考え方というのは制服って上だけ整えるっていう考え方なんですね。
とりあえず…。
とりあえず羽織る。
中はどうでもいいっていう感じが出てて面白いなと思いました。
「この長い廊下」っていうのと「スカートのひだ」ですよね。
学校の制服ではタイトスカートとかはないですよね。
必ずひだがあるんです。
少し重いスカートで走ってはいけない廊下を気持ちよくわ〜っと遅刻しそうになって走っていく時の自分が好きなんですよね。
何か急に青春っぽい画が浮かんできた。
すごく少女らしい歌だなと。
かわいい歌。
今度は僕たちのエピソードをもとに短歌を作ってみようと思いますがある?何か。
不良たちが制服着崩してるじゃないですか。
短ランとか中ランまでいかないけど…。
家に帰って…真面目!こちらが村上さんのエピソードをまとめたもの。
今度はこのエピソードをもとに短歌を作ります。
エピソードの主人公の主張をくみとって短歌を作ってみましょう。
「田んぼの雀」がややもしかしたら唐突かな。
置きにいってるというかね。
なるほど〜。
「田んぼの稲穂」でもかえってイメージがわ〜って広がる方が…。
いいんじゃないでしょうか。
親も先輩も誰も知らないこっそり始まったというところを入れてみたかったです。
主張がこれにはありますもんね。
下の句の語順などをひっくり返してみてもよかったかな。
この場合は「第一ボタンを外した日にこっそり始まる僕の反抗期」ってやってもよかったかなと。
体言止めにした事で一番の眼目である「反抗期」が際立つようになりました。
下の句メッチャ好き。
あの木が見えたら家が近いのよ。
勝手に作っていいって言ったから。
いいですいいです。
これは下の句がいいと思いました。
「あの木」の「あの」が意外と生きてていい展開だなと思いました。
ありがとうございます。
8人のメンバーの中で次回出演できるのは4人だけ。
今回出演できなかった4人も加わり「制服」を詠んだ短歌で勝負します。
制服に対する考えや主張を描写してみましょう。
もはや今は着崩して着る事こそみんなが同じであるっていう事へ向かっていくものなのかな。
ちょっと小さい事の共犯者なんですよね。
それには制服っていう社会的なものがバックにあるから制服に対する考え方も出てるのでとても面白いと思いました。
それで1点だけ「である」がとても生きてるのね。
そうすると「はずしているのだ」の「のだ」が結構強いので「ホックもボタンもはずして並ぶ」ぐらいのね何でもないすっと息を引いちゃった方が「ワレワレは共犯者である」が生きるんじゃないかなとは思いましたけど面白い歌です。
気の小さい方のような気がするんですよ。
もうやめよう先生。
それは違うんじゃないですか。
家事とかあまりしないお母さんなんですけどきれいにアイロンをかけてくれてたんですよ。
ブレザーを。
アイロンのかけすぎかブレザーってアイロンかけすぎるとテカっちゃうじゃないですか。
けどそれがうれしくて着ていっちゃおうと思って。
「アイロンした」っていうのはやっぱりね少し片言なので…「アイロン」「ブレザー」で片仮名でしょ?そうすると最初の「テカテカ」は平仮名でも結構いくかなと思いました。
お母さんのアイロンのかけ方が分かる感じです。
不器用だけど頑張ってくれる優しさ。
一生懸命かけたんだなと思って。
(笑い)いいねこれは。
右の袖だけがすごいボロボロになっていて…。
何で?毎日毎日勉強だけ頑張ってたから。
その時にやっと届いた合格書がすごいうれしかった思い出があって…。
「ボロボロ」が今度「冬」にかかりますでしょ?そうするとボロボロの冬なんですよね。
精神も心も。
だから両方とも「袖」だけでボロボロの気持ちをそれで「冬に届いた合格通知」というので一点に絞られててとてもよくできた歌だと思います。
好きな子とかにちょっかいかけたくて。
でもバカだからオリオン座ぐらいしか知らなくて。
「つつく」というのが少しずれて違和感があるんですよ。
だから「しるす」ぐらいにして分かりやすく。
制服っていうのに愛着も感じるんだけどいたずらをしたいというところが出ていると思いました。
ここで今回出演できなかった4人のメンバーの短歌を紹介。
今まで中学の時はお下がりの制服を着てたからという事です。
とてもよくできていて「僕のためだけの制服」がなかなかいいなと思いました。
これは潤が制服を着たい人の話ですよね。
これヤバい。
どういう意味ですか?これヤバいっていうのは?何かちょっとないですね。
マジでこれ学校の校歌だもんね。
でもとっても真面目。
「何故か生まれる」何か混ぜさせてほしいなと思いました。
制服っていうものは選ばなくてもいつも同じだっていう事かな。
「五日間」っていうのをもし外したとしますよね。
そうするとね……というふうにすると収まると思いますけど。
先生おめでとうございます。
うちのスタイリストもは〜って。
ちょっと残念なのが「態度変えてくる」の辺りですけど……というような感じにすると。
面白いね。
「態度を変える」っていうとはっきりしちゃうんですよね。
モヤ〜ッてさせると何か歌がね深く広くなるところがあるんです。
メッチャすごい。
短歌では一番言いたい事はあえて言わない。
読者に想像させる事で歌に深みが生まれました。
まずは女子の1人目の合格者お願いします。
1人目の合格者は…ありがとうございます。
(拍手)2人目の合格者は…
(拍手)インパクトがありました。
ボロボロねあれもよかったですもんね。
男子も次回出られるのは2人。
1人目の合格者は…よっしゃ〜!
(拍手)うれしすぎるな〜。
2人目もお願いします。
2人目の合格者は…井戸田さんです。
(えりちょす)ほんとに〜?あのねちょっと「つつく」が気になったのかな。
ツンツン…つついたろか。
という事で次回の…あっ俺じゃないんだってもう。
ちょっと書き換わってますので。
という事で次回は村上健志井戸田潤カン・ハンナえりちょすの4人でお送りします。
「短歌de胸キュン」お楽しみに〜!2015/04/26(日) 06:00〜06:25
NHKEテレ1大阪
NHK短歌 短歌de胸キュン 題「制服」[字]
初心者向け短歌講座「短歌de胸キュン」。選者は佐伯裕子さん。今回から新たなメンバーが加わりパワーアップ。次回の出演を賭けて短歌勝負を繰り広げる。スピードワゴン他
詳細情報
番組内容
初心者向け短歌講座「短歌de胸キュン」。選者は佐伯裕子さん。今回から新たなメンバーが加わりパワーアップ。次回の出演を賭けて短歌勝負を繰り広げる。スピードワゴン、小島よしお、鈴木あや、寿るい、えりちょす、カン・ハンナ ほか
出演者
【出演】佐伯裕子,スピードワゴン,村上健志,えりちょす,カン・ハンナ,【声】中道美穂子
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 文学・文芸
趣味/教育 – 生涯教育・資格
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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