超絶 凄(すご)ワザ!「真球頂上決戦〜日本VS.ドイツ〜完結編」 2015.04.25


あ…。
えっ…!あ…。
えっ…!いっぺんのゆがみなき球体真球。
実はこの世に存在しない。
もし真球ができたなら産業界に革命が起こる!飛行機などのエンジン風力発電より滑らかな回転が実現しエネルギー効率が格段に上がる。
そこで夢の真球を目指す世界頂上決戦!工業大国ドイツからはるばる参戦!売り上げ1兆5,000億円。
世界屈指のマンモス企業シェフラー。
主力製品はエンジンなどに使われるベアリング。
最新のシミュレーション技術とハイテク加工が武器だ。
前回仕上げた精度は何とナノレベル。
対する日本。
小さなレンズメーカー岡本光学加工所。
球面加工はお手の物。
職人の手ワザが武器だ。
そのレンズはハワイのすばる望遠鏡にも採用。
世界が認める。
1人1球ずつ1か月かけて丹念に磨き上げた。
その精度これまたナノレベル。
対決の舞台は長さ30メートルの細く真っ平らな台。
より長く転がった方の勝ちだ。
ところが!あ…。
えっ!装置の不具合で日本チームこん身の球が落下。
まさかの事態が起こってしまった。
騒然となる現場。
もはや対決どころではない。
一体どうなる?こんばんは。
「超絶!凄ワザ」千原ジュニアです。
アナウンサーの池田伸子です。
対決が続ける事ができなくなるという事態になってしまいまして技術者の皆さんにホントに申し訳ない事をしてしまったなと。
技術者の皆さんはもちろんの事視聴者の方々ホントに申し訳ございませんでした。
すいませんでした。
我々今現在収録してるのが5日前というね。
放送のちょうど5日前です。
前回の放送があってから2日たってホントにですねあちこちで「あれどないなってんねん」と。
ホントにアクシデント事故が起きたんですよ。
前回の放送で「次週決着!」ってテロップ入ってますけどその時にもまだ決着してませんからね。
してませんでした。
はいそうなんです。
前回の収録から1か月半。
この日のためにドイツから技術者が再び来日。
こんな事態になったにもかかわらずもう一度足を運んで頂いて本当にありがたいです。
本当にありがとうございます。
まず圭一さん。
正直NHK何してんねんいうね。
ねえ…気持ちやったんじゃないですか?いやまあそんな事ないですよ。
でまああんな事があったにもかかわらずやっぱりもう一度お願いしますって言って分かりましたっていう事ではないでしょ?すぐには…そうですね。
正直こなかったです。
そうですよね。
さあ対しますドイツチーム。
ドイツチームもご覧になっててあの球が落下した時っていうのはどういう心境でしたか?同じ技術者として他人事とは思えませんでした。
対決が実現しとてもうれしいです。
ルールはこちら。
両チームこの条件で作ってもらう。
また精度を上げるための再加工は自由とした。
さあ日本チームの球一体どうなった?落下の原因は発射装置にあった。
正常に作動すれば…。
ストッパーが上がり転がりだす。
ところが発射の振動で少しずつ装置全体がずり下がっていたのだ。
そこに引っ掛かり…。
今回のアクシデントが起きてしまった。
それから18日後。
職人兄弟が再び動きだす。
まずは落ちた球の検査から。
果たして傷はどの程度なのか。
マイクロスコープでくまなく観察。
すると…。
予想より多くの傷が。
クラックと呼ばれる深いひび割れも見つかった。
実は兄に先立ち弟徹もトライしていた。
転がりだしてはいるが…。
球とストッパーが接触。
ここだ。
その影響は…。
小さいながらもすり傷が。
こちらも磨き直しだ。
兄弟が落ち込むのも無理はない。
実はこの球もともとはブロックの状態だった。
素材は不純物を取り除いた石英。
均質で重心のズレを防げる。
手作業で少しずつ削り4週間かけて磨き上げた。
1人1球ずつ魂を込めて作った球だったのだ。
傷を消すにはまた削るしかない。
しかし兄圭一の球は重さ143.82グラム。
規定をかなり下回る。
軽ければ軽いほど球の推進力は減る。
果たして30メートル転がりきるのか不安がよぎる。
これ以上軽くしたくない。
でも削らなければ傷は消えない。
・結構軽いっすね。
・減らさないように?この難題を乗り越えられるか己の腕にかける。
研磨に使うのは鉄のカップに特殊な樹脂を貼ったもの。
球を転がしながらごく僅かずつ削る。
頼りになるのは手の感覚だけ。
一瞬たりとも気が抜けない。
ただひたすら磨き続ける。
2人は中学卒業と同時にこの会社に入社。
以来およそ20年仕事を投げ出した事はない。
決して妥協しないものづくりを続けてきた。
常に高みを目指してきた2人。
今回も超えたい壁がある。
前回レーザーで精密に測定し球のゆがみを調べた。
数値が小さいほど真球に近づいた証拠だ。
兄弟がたたき出した数値は0.077。
真球との誤差は何とナノレベル!これを超えたい。
3月下旬。
編集中のディレクターに連絡が。
ようやく納得のいく数値にたどりついたという。
まずは兄圭一。
お〜!0.072!前回を見事に上回ってみせた!一方弟の徹。
・えっ!0.064。
兄弟そろって前回の記録を更新!まさに神の手降臨だ!・初めてですか?ここまで出したの。
これが…完成した球を見せて頂きたいと思います。
う〜ん…なるほどね〜。
だからこれが前回より丸いんですよ。
徹さん磨いて磨いてあの数値が出た時どんな気持ちなんすか?まず前回の数字よりかやっぱ出た事に対してはホントに非常に喜びましたね。
現場で一人で騒いでました。
あ〜そうですか。
(徹)工場長が飛び出てきました。
どうした!って。
それぐらい?そのくらい僕は喜びましたね。
一方のドイツチーム。
その挑戦を振り返ろう。
夢の真球を目指すその作戦は…。
大量生産の技術を生かしたくさん作った中から最高の一球を選び抜く。
今回特別に作った道具。
この溝極めて精度が高い。
これで球を上下から挟み込み高速で回転させる。
すると遠心力などさまざまな力が影響しあい球は縦横無尽に転がる。
その結果満遍なく丸く磨かれるというわけだ。
1日10時間。
延べ100時間かけて磨いた。
真球との誤差ナノレベルを達成!しかしシミュレーションによって意外な事実が判明する。
全くゆがみのない真球を転がしてみると…。
僅か数メートルで落下。
まっすぐ転がらない理由それが重心のズレだ。
実は鉄を使った真球作りには重心をずらしかねない作業がある。
それが高温に熱した球を一気に冷やす焼入れだ。
この時僅かでも温度ムラができると密度に偏りが生まれ重心がズレてしまう。
そこで時間や温度を徹底管理。
細心の注意を払って焼入れした。
特別な機械で内部を徹底検査。
重心のズレはなかった。
こうして完成したドイツチーム最高精度の球がこれだ。
ただただもう何か美しいというかきれいですね。
ホントにもう…。
実はドイツチーム2種類の球を用意していた。
こちらは球に特殊なコーティング加工を施したものだ。
鋼鉄の球は自らの重みでごく僅かにひずむ可能性がある。
すると重心がズレかねないと考えた。
そこで念のため硬い材質で表面をコーティングした球も用意。
この日のために全ての球をもう一度徹底的に検査してきました。
今日はベストな状態で挑みます。
さあそれではいよいよ対決です!対決の舞台はこちら。
究極に真っ平らな台だ。
幅7.5センチ長さは何と30メートル!素材は温度変化に強い石。
2か月かけて作り上げた。
真球ならばこの上をまっすぐ転がりきるはずだ。
ビリヤード球はどうだ?記録はたった5メートル。
無理難題!前回の収録でストッパーがずり落ちた原因は片側にしかなかった固定具のゆるみだ。
そこで反対側にも固定具を追加。
両サイドからしっかりと支える。
ねじ留めも大幅に増やした。
備えは万全。
いよいよドイツチーム最初の挑戦。
まずはコーティングを施した球だ。
さあクライスさん改めて今のお気持ちはいかがでしょうか?少し興奮していますしとても緊張しています。
でもどんな結果になるか楽しみです。
・ドライツヴァイアインツ。
(ブザー)転がり始めました。
アルティメット・パラレル・バーの上。
ドイツチームコーティングした球が真ん中を転がっていきます。
さあ輝きを放つドイツの球。
きたか?真ん中です。
さあ少し右に寄ってきたが15メートル。
さあゴールではボーアさんが待ち構えます。
右に寄っていく。
少し右に寄っていくが20メートル。
20を超えていった!あ〜!ここで落ちました。
すごい!でも。
すばらしい。
(拍手)記録21メートル28センチ。
いきなり20メートルの大台を突破!とてもよく転がりました。
大満足の記録です。
この球は私たちの誇りですよ。
さあ日本チーム弟徹の挑戦。
どうですか?兄ちゃんから見てやっぱり…。
すごい緊張してますよ。
顔が真っ赤ですもん。
ホントですか…アハハハ。
今の気持ちはいかがですか?緊張しますけどまあ転がる事を祈ります。
職人人生で最高精度の球で挑む。
・スリーツーワン。
(ブザー)転がり始めました。
徹さんの球。
さあどうか。
5メートル通過です。
つやつやと輝きを放っています。
10メートル通過したところ。
真ん中を転がっていきます。
真ん中15メートル。
さあどうか。
磨き上げて輝きを放っています。
まっすぐブレる事はありません。
20メートル。
そこでもまだ…。
やや右に寄ってきた。
さあゴールでは圭一さんが構えています。
右に寄ってきた。
25メートル。
あと5メートルあ〜…。
あ〜!すげえ!もうちょっと!
(拍手)記録は何と27メートル41センチ!ドイツチームを大きく上回る。
さあ徹さんいかがでしたか?まあ30メートルいかなかったですけどまあ満足してます。
あと2メーターちょい。
もうすぐそこまできてたんですけどね。
兄貴手伸ばさないと。
(笑い)いやあ惜しかったけどこれすごい記録ですよ。
ありがとうございます。
本当にすばらしい記録です。
もう私たちは30メートル転がすしかないですね。
ドイツチーム最後の挑戦。
夢の30メートル到達なるか?すごく緊張していますが30メートル転がりきる自信はもちろんあります。
あとは運を天に任せたいと思います。
・ドライツヴァイアインツ。
(ブザー)スタートしました。
ハイテクベアリングチーム。
コーティングしていない方の球体です。
5メートル通過。
さあピカピカと輝きを放っています。
10メートル。
世界から愛されるそのベアリングの技術をここに詰め込みました。
15メートルです。
う〜ん左に寄ってきた。
何とか…。
日本チームからも頑張れの声。
20メートル…。
うわ〜!ドイツチーム2球とも20メートルを突破!しかし一歩及ばず。
いやあ…大台の20はね超えたんですけれども20メーターからが長いな!30メートル転がらず残念ですが20メートルを超えた事に誇りを感じています。
今回の経験をよりよい製品作りに生かしていきたいです。
さあという事で改めてこの真球対決勝者チーム職人兄弟!
(拍手)決着はついた。
しかし気になるのが兄圭一の球。
突然のトラブルに見舞われた…。
あ…。
えっ!諦めずにもう一度磨いた。
そして見事精度を上げてみせた。
今の心境としてはいかがでしょう?緊張してちょっと汗がねすごいですね。
・スリーツーワン。
(ブザー)圭一さんの球スタートしました。
5メートル通過。
圭一さんが再び磨き上げた球です。
10メートルを超えました。
すげえ!美しい球が徹さんの方に転がってきます。
15メートル。
半分!こちらから見ている分にはまっすぐです。
アルティメット・パラレル・バーの上。
うわ!20メートル!残りは10メートル!25メートル!輝きを放った球。
戻れ戻れ戻れ!でもちょっと左に寄ってきた。
徹さん手を構える。
30メートル!うわ〜!す〜げえ!やった〜!圭一さんやりました!すご〜い!30メートル!やった。
すげえ!
(拍手)すごい!やりました!
(圭一)いやいきましたね。
いや圭一さん軌道見えました?向こうから。
いやあ…ねえ。
あんまちょっとホント遠くで見えなかったんですけど。
何かこう…血が通っていたようなね球に。
ちょっと意志を感じましたよね。
もう…気合いっすね。
気合いが伝わった!すっげえ!さあ兄ちゃんの球弟の手に落ちました。
いやあどうしようかと思った。
うわ〜って。
あそこで落としたらめちゃめちゃおもろい…。
(徹)落としたらホントやばい…。
いや緊張した。
うわすご〜い!熟練の手ワザと日々のたゆまぬ努力があったからこそ生まれた大記録ですね。
すばらしい戦いでございました。
どうでしょう両者ね健闘をたたえて握手して頂きたいと思います。
(拍手)国を超え共に真球を目指した技術者たち。
手仕事を貫く職人の凄ワザが奇跡を呼んだ。
うわあ!す〜げえ!2015/04/25(土) 20:15〜20:45
NHK総合1・神戸
超絶 凄(すご)ワザ!「真球頂上決戦〜日本VS.ドイツ〜完結編」[字]

まさかの対決中断となった日本対ドイツの真球対決。いっぺんのゆがみもない真球を目指し職人兄弟が奮闘。再び手作業で磨きあげる。ついに迎える直接対決…一体どうなる!?

詳細情報
番組内容
前回の放送で、まさかの落下により対決続行不可能となった日本対ドイツの真球頂上決戦。いっぺんのひずみも無い球体「真球」を作る挑戦だ。挑戦断念かと思えた事態に、日本代表の職人兄弟が奮闘。傷が入ってしまった球を再び手作業で磨く。さらに、ドイツチームも再来日、仕切り直しの勝負に挑む。その対決は4月20日に開催。今、このPR文を書いている担当者も、当然結果は全く知らない。果たして、どんな結末を迎えるのか!?
出演者
【出演】挑戦企業…岡本光学加工所,シェフラー,【司会】千原ジュニア,池田伸子,【語り】千葉繁

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – その他
バラエティ – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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