安倍首相:米国へ出発…議会演説、未来志向強調へ

毎日新聞 2015年04月26日 17時43分(最終更新 04月27日 00時52分)

首相官邸に入る安倍晋三首相=2015年4月24日、山本晋撮影
首相官邸に入る安倍晋三首相=2015年4月24日、山本晋撮影

 安倍晋三首相は26日、米国を公式訪問するため、政府専用機で羽田空港を出発した。これに先立ち、日本の首相として初めてとなる米議会上下両院合同会議での演説について「戦後70年の節目で歴史的な意義がある。日米の強い絆を生かし、共に21世紀の平和と繁栄をつくり出し、新しい時代を切り開くメッセージを出していきたい」と述べ、未来志向で日米同盟の強化に取り組む意欲を示した。記者団の質問に答えた。

 首相は28日にワシントンで行うオバマ大統領との会談について「米国の(アジア重視の)リバランス政策と日本の積極的平和主義の協働により、より平和で安定した世界にしていく。沖縄の基地負担軽減を進めていくことも確認したい」と語った。これとは別に、日米外務・防衛閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)が27日にニューヨークで開かれ、18年ぶりの日米防衛協力の指針(ガイドライン)改定で正式合意する。【当山幸都】

最新写真特集