指定廃棄物:処分場候補地、千葉市と県に伝達 環境省
毎日新聞 2015年04月24日 21時12分
東京電力福島第1原発事故に伴う汚染焼却灰などの指定廃棄物を巡り、環境省は24日、千葉県分の処分場建設に向け、千葉市中央区の東電千葉火力発電所の敷地を詳細調査の候補地に選定したと市、県に正式に伝えた。熊谷俊人市長は「市民の安心安全が第一。地元の意向に基づかずに調査が進まないようにしてほしい」と要望し、受け入れるかどうか回答を留保した。
小里泰弘副環境相が市役所と県庁を訪れ、熊谷市長、森田健作知事と会談。小里氏は「堅固な施設で指定廃棄物を集約し安全に管理して、地域住民の懸念と不安を払拭(ふっしょく)したい」と述べた。
環境省によると、処分場に必要な面積(約1.5ヘクタール)を確保できるなだらかな地形の約5000カ所から、住宅地や水源との距離などを総合的に評価。千葉市内の民有地2カ所に絞り込み、その土地の利用計画などを考慮して選定した。今後は地質や地盤、道路状況などを詳細に調査し、有識者会議で検討した上で最終決定する。
熊谷市長は会談後、「まずは選定の理由、経緯の妥当性、正当性、安全性を確認するのが住民に対する責任だ」と強調。森田知事は「県民の安心安全を最優先に全力で協力する」と話した。【円谷美晶、松谷譲二】