都構想住民投票告示:最終審判、熟考の春 賛否両派が気勢
毎日新聞 2015年04月27日 12時24分(最終更新 04月27日 12時41分)
賛成派の演説を聞いた浪速区の自営業男性(64)は「二重行政の無駄を削減する都構想の中身が分かった。反対派の主張は漠然としている」と納得した様子だ。反対派の出発式に参加した北区の無職女性(74)は「少子高齢化・人口減社会で何かやらないといけないが、大阪市をなくすのは反対です。友人を説得して回りたい」と話した。
◇「賛成」か「反対」自分で書き投票
27日朝、大阪市役所の掲示板に張り出された告示文には、市選管委員長名で「大都市法の規定により、大阪市における特別区の設置についての投票を平成27年5月17日に行う」と記されている。
今回の住民投票は賛成、反対を自分で書く自書式だ。投票用紙には「大阪市における特別区の設置についての投票」とあり、「特別区の設置について賛成の人は賛成と書き、反対の人は反対と書くこと。他のことは書かないこと」と注意事項も記されている。【小林慎】