”最強コンデジ”の名は伊達じゃない!一眼レフに代わり「SONY RX100m3」が旅行の必需品となりました。
2015/04/27
僕は勝手に「カメラ・MacBook・モバイルバッテリー」のことをブロガー三種の神器と呼んでいるのですが、ついに僕の三種の神器に世代交代の波がやって参りました。
本日もNUMBER333をお読みいただきありがとうございます。
PITE.(@infoNumber333)です。
僕はこれまでブログの写真もプライベートの写真もタムロンの通しF2.8レンズを付けたEOS Kiss X6iを使って撮影をしてきました。レンズも明るく綺麗にボケが出るので、気に入って休日に旅行に出かけたりする時はいつも持ち歩いていたのですが、最近ちょっとした不満が。
その不満について詳しく語ろうとすると小一時間使ってしまいそうなので、簡単にまとめると以下の二点です。
・重い
・デカい
ごめんなさい、冷静に考えてみると極めてシンプルな悩みでした。
EOS Kiss X6iはデジタル一眼の中では割とコンパクトなモデルなのですが、それはあくまでも「一眼の中で」という話でiPhoneに比べたら途方もなく大きいし重い。またいくらボディが小さくてもレンズの重さと体積を加えると結構持ち運ぶのしんどいんですよ。
がっつりと「今日は写真撮るぞ〜」という日はいいんですが、気軽にふらっと出かけたい日やアクティブな旅行なんかだと「今日はiPhoneでいいか…」と諦めてしまう日もしばしば。
しかしそんな日に限って写真に残しておきたい風景や料理と出会ってしまう。結局「やっぱりちゃんとしたカメラ持ってくればよかったなぁ…」と後悔してしまうんですよね。
このかねてからの悩みを解決するため、昨年発売されてから”最強のコンデジ”として名高い評判を保つSONYの「RX100m3」をえいや!と買ってしまいました!
本当に購入すべきか迷う自分を「GW前だからしょうがないよねっ」というホイップクリームたっぷりのパンケーキよりも甘々の言い訳で説得して手に入れたのですが、これめっちゃめちゃ良いです。
一昨日から京都にいるのですがこれがもう最高。
だって小さくて軽いのに写りが素晴らしいから。マジで。
という訳で今回は「RX100m3」の使用感やレビューを記事として書いてみます。
旅行用カメラとしては現時点で最適解だと思いますので、コンパクトで写りの良いカメラを探しているという方は是非。
SONY RX100m3 レビュー
まずは開封から。
こちらが我が家に届いた「RX100m3」のパッケージ。ちなみに「RX100m3」の「m3」は「三代目」という意味で現時点でRX100シリーズの最新モデルとなります。
パカっと開封。二重底構造。
アクセサリ
本体を楽しむ前にまずはアクセサリを物色。
ACアダプタと充電用MicroUSBケーブル、そしてバッテリーが同梱されていました。
後述しますがこの「MicroUSBケーブル」というのが非っっ常に大事なポイント。
RX100m3 本体
いよいよ「RX100m3」様とご対面!
ほんの少しだけ黒光りするマットな塗装がカッコイイです。
無駄なものは一切付けずシンプルにまとまったデザインが実に玄人好みといった感じ。
さっそくハンズオン。
さすがに手のひらに収まる、というサイズではありませんが充分片手で持てる大きさ・重さです。本体はかなり小さいのですが、そのサイズの割に「ずしっ」とした重厚感、「詰まってる」感があって「これは良いものだ」というのが説明しなくても体で分かります。
ちょうどポケットにも入る大きさなので、晴れてどこへでも手ぶらで出かけることができるようになりました。このお手軽さはヤバイ。
右手操作部上側はこんな感じ。
左から、
・フラッシュボタン
・電源ボタン
・ズームイン/アウトレバー
・シャッター
・モードダイヤル
が付いています。
個人的にはダイヤルが手前よりに付いているので、カチカチと回して操作しやすいのが気に入っています。
親指操作部はこちら。
十字キーを兼ねたダイヤルとそれを囲むように4つのボタンが配置されています。
写真撮影時に手が滑らないよう録画ボタンの横にすべり止めがついているのがありがたいです。
本体下部右側にはバッテリーとSDカードを入れる場所が。
RX100m3 起動!
ひと通り外観を愛でたところで、ついにRX100m3起動!
電源ボタンを押した瞬間、「カシャ」という軽快な音と共にレンズ部がせり出してきました。凛々しい。
横から見るとこれくらいレンズ部が突出します。
本体横幅の2倍くらいありますね。
レンズ部がけっこうボリュームあるので撮影モードだともうあまり「コンデジ」という感じはしません。ちゃんとした「カメラ」を操っている感覚です。
内蔵フラッシュ
本体上部のフラッシュマークのついたボタンを押すと、「ガション!」とフラッシュが飛び出します。
ストロボ発光部は指で角度を変えることができるのでバウンス撮影も可能だというのもRX100m3の良いところの一つ。
ライバル機種である「Canon G7X」との比較ポイントでもよく例に上がります。
EVFも内蔵!
そして「RX100m3」の目玉機能がこちら。
本体左側面のツマミを下げると…
「シャッ」と中からEVF(電子ファインダー)が顔を出します!
小さなボディにどれだけ詰まってるんだよオマエ!
「PULL」マーク部分を引き出して撮影時に使用することができます。
映像も鮮明なので液晶が見にくい天気の日などに役立ちそうです。
あとファインダー覗いてると「撮ってる感」が出ていいよね。
両方同時に展開するとかなりイカついですねー。
まるで360mmキャノン砲を携えるフルアーマーガンダムのよう。
ファインダーを覗きながらでも操作ができるように、レンズ外側を回すと撮影モードに応じた目盛りの調節が可能です。この動きも一眼に近くて素敵。
Canon EOS Kiss X6iと比較
ここでこれまでメインで使ってきた「Canon EOS Kiss X6i」と比較してみましょう。
※レンズはtamronのf2.8通しを使用。
一眼とコンデジなので本来サイズで比較するべきものではないことは分かっていますが、いざ並べてみると全くの別物ですね。
高さ・横幅はX6iの約3分の2ほどです。
薄さもこれだけ違います。
コンデジなのでレンズ部を本体に収納できるというのが大きいですね。
今までは一眼をリュックの中に入れるのに一苦労していましたが、これなら出かけにポイっとポケットに放り込めばそれでおしまいですから。持ち運びのハードルはグッと下がりました。
液晶はバリアングルになっているので撮影時に角度を変えて被写体を確認できます。180度曲がるので自分側に向けて液晶を見ながら自撮りができるのが便利。
テレ端F2.8の明るいレンズ。
レンズのスペック面にも少し触れておきましょうか。
「RX100m3」には「24-70mm F1.8-2.8」という広角寄りの非常に明るいレンズが採用されています。
風景写真のようなワイドな画を撮りたい場合に24mmは非常に役に立つのでやはり旅行の際に大活躍。風景を広く、くっきりと写してくれます。
そしてテレ端(最大ズーム時)でもF2.8の明るさで撮れるのもめちゃめちゃいいです。
F2.8もあれば充分ボケも出せますし、シャッタースピードも稼げる。
これまで使っていたタムロンのレンズもテレ端F2.8だったので使い勝手が変わらないというのも個人的には大きいです。
ズームレンズ付きのコンデジでは最高峰のスペックなので、何もわからないという方は取り敢えずRX100m3を買っておけば間違いはないでしょう。
USB充電がメチャクソ便利。
地味な機能かもしれませんが、「RX100m3」はUSB充電が可能というのも震えるほど便利。
MicroUSBケーブル一本さえあればACアダプタからもPCからも充電ができるので、専用の充電器を持ち運ぶ必要が無いのです。USB接続ということでモバイルバッテリーからも充電できるので急な電池切れにも対応可能。
新型Macbookと揃えればノマドアイテム全てがモバイルバッテリーでまかなえるようになりますね。移動が多く少しでも荷物を減らしたい僕には嬉しい機能です。
写真のWi-Fi(無線)転送もメチャクソ便利。
推しポイントどれだけあるんだよって自分でも書いてて思いますが、最後にもう一つ。
「RX100m3」にはWi-Fiが内蔵されていてiPhoneなどのスマホやPCに直接無線で写真を転送できます。
一眼の時にはEye-Fiを使っていたので無線転送には慣れていますが、やはり本体自体に機能が備わっているのとは操作性や転送速度などあらゆる面で差が出てきます。
撮った写真をその場でiPhoneに転送しSNSにシェア、という流れが本当に一瞬でできるので撮りっぱなしでSDカードに眠らせている写真の数を減らすことができました。
一応こんなブログを書いている身なので、出先で写真を撮ってそのままカフェで作業、なんてことはよくあること。
その時に線を繋ぐこともなく瞬時に写真を取り込めるのはやはり素晴らしいです。
RX100m3を使ってテスト撮影:モノ撮り
「RX100m3」の長々とした説明はここまでとして、百聞は一見に如かず。実際に「RX100m3」で写真を撮ってみましたので参考にしてみてください。
上の写真は家のひつじの置物を極限まで寄りで撮ったもの。
F1.8なのでコンデジなのに周りがよくボケますね。
家の観葉植物もデフォルトの設定でパシャリ。
右から二番目の鉢はピントが合っているのでくっきりと、奥側の鉢はいい感じにボケています。
この感じなら充分一線として使えそうなのでしばらくモノのレビュー写真はRX100m3で写真を撮ってみましょうか。
RX100m3を使ってテスト撮影:風景
続いて只今とある理由で京都に来ているので、RX100m3を使って写真を撮ってきました。
やはり風景撮影の場合は広角で撮れるのがいいですね。
自分の視界をほぼそのまま写真に残せます。
色の映りも問題なし。
これらの写真はほぼオートで撮影していますが、隅々までパリっと映るのが特徴。
自動でHDRもかけてくれるので風景撮影に関しては以前の一眼よりも良い画が撮れるようになりました。
あと撮っててびっくりしたのが、暗所での撮影の自由度。
元々明るいレンズを使っているのとHDR補正が優秀なおかげで、暗い場所でもほぼブレること無く明るい写真を撮ることが出来ます。明かりにも違和感がなく、ふんわりとした雰囲気になりますね。
これはホントにRX100m3買ってよかった点。
RX100m3を使ってテスト撮影:料理
最後は料理の撮影。
開放でF1.8なので料理を撮れば自然にボケます。
テカリもあってちゃんとしずる感も演出できますね。
何よりも良いのはやはり一眼よりも大幅に小さいというところですね。
カウンター系のお店や人の目が多い場所だと真剣な顔で一眼を構えて料理を撮るのはちょっと恥ずかしかったりします。ですがコンデジサイズのカメラならiPhoneのようにサッと出せてすぐ写真を撮れるのでのでどんな場所でも問題なし。
急に食事に誘われた時なんかにも対応できるので常に懐に忍ばせておこうと思います。
人物撮影は…
モノ撮り、風景、料理とここまではかなり良い感じに撮れているのですが、「人物」に限っては僕の腕不足かまだいまいちしっくり来る写真を撮れておりません。
好き嫌いの問題かもしれませんが、Canon EOS Kissを使っていた時のほうが好きな色合いが出てたんですよね…。立体的でふんわりとした雰囲気というか。
それに比べ、RX100m3で人を撮るとどうものっぺりとした写真になってしまいます。他の人の作例を見ると人物も良い感じ撮れているのでほぼ腕の問題だと思いますが、ちょっと慣れるまで時間がかかっています。
動画もメチャ綺麗!
あと少しだけ動画機能も使ってみましたがこれも良いですね!
普通にテレビ番組でも使えそうなくらい鮮明な動画が撮れます。
動画に関してはあまり造詣が深いわけではないので素人目にはなりますが、ピントの合わせも速いしボケも出せるので全く問題無いと思います。
「RX100m3」用カスタマイズアイテムも豊富!
探してみるとRX100m3専用のアクセサリ、アイテムも沢山見つかりました。
拡張性が高いのも人気モデルの強みですね。
僕はすべり止めと外見のアクセントも兼ねて専用の革シールを購入して本体に貼ってみました。これもすべすべで気持ち良いので後日記事としてご紹介。
間違いなく買ってよかった「RX100m3」
以上ここまでが今回購入した「RX100m3」の紹介・レビューでございます!
文面の熱量から伝われば幸いですが、街歩き・旅行にはこの上ないというくらいの素晴らしいスペックのカメラでした。
コンデジとしては少々値の貼る価格帯ですが、今まで「一眼は重いから、面倒だから」と撮り逃した写真達をこいつで救えると思えば安いもの。
同レベルの写真を一眼で撮ろうと思えばこれの倍以上の値段がついてもおかしくないので、僕としては良い買い物ができたと思っています。
僕と同じく「そろそろ小さいカメラがほしい」という人や「新しく旅行用にカメラを買いたい」という方は是非候補に考えてみてください。こいつなら、後悔させませんよ。
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