「五角形グラフェン」の可能性 11
ストーリー by hylom
どうやって作るのだろう 部門より
どうやって作るのだろう 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
蜂の巣のような六角形の格子状に炭素原子が並んだ物質はグラフェンと呼ばれ近年注目されているが、炭素原子を五角形の格子状に並べた物質「五角形グラフェン」が存在できる可能性が明らかになった(東北大学プレスリリース、ASCII.jp)。
平面上に五角形を充填することはできないが、僅かな立体構造を取ることで擬似的な平面充填が可能で、シミュレーションを行った結果、物質として安定し、かつ可視光を透過する、押すとその垂直方向にも縮む、ドーピングによって超伝導タイトなる、ペンタナノチューブは半導体になる、といった特徴を備えていることが分かったという。
ただし、自然界での存在は確認されておらず、実験的に合成する方法もまだ開発されていないとのこと。
五角形で六角形 (スコア:1)
リンク先の図より五角形が四つ集まって六角形を構成してるのか、六角形が分割変形されて五角形になってる様にも見えた。
可視光域で透明で導電性があるっていうことならディスプレイデバイスでの構成材料とか、光学迷彩っぽい何かにも使えそうで面白そうで妄想広がりますね。
#「超伝導タイト」ってどういうの?
Re: (スコア:0)
超伝導体となる、
の誤変換かと
Re: (スコア:0)
#「超伝導タイト」ってどういうの?
×ドーピングにより超伝導タイトなる
○ドーピングにより超伝導体となる
自然界での存在 (スコア:1)
そのうち見つかりそう。
細かいツッコミ (スコア:0)
>平面上に五角形を充填することはできないが
できる。正五角形では出来ないけど、家形とでも呼ぶようなやつとか、歪んだ五角形なら余裕。
# 「正方形の折紙を折って、面積が半分の五角形を作ろう」という有名な引っかけ問題がある。
# つい正五角形で考えてしまうので難問に見えるけど、
# 上側は左右の角を中心に持ってくるよう斜めに折り、下側は縦半分に折り返せば条件は満たす。
結晶(?)構造にしても、全ての原子が綺麗に一定の距離を保っていない歪んだ構造もあるわけで、
平面充填が出来るかどうかはポイントではないような気がする。
作ると、一定の距離・角度に落ち着こうとする傾向が有る=平面には収まらず波打つ、と言うだけで。
Re:細かいツッコミ (スコア:2)
「(炭素原子を格子状に並べた物質において)平面上に五角形を充填することはできないが」
じゃないの?
Re:細かいツッコミ (スコア:1)
プレスリリースの引用時に間違って省略したのかと思ったら、本文でもそうなっている。
というか、この書き方は、うーん??
古来、2 次元面は、三角形、四角形、六角形で埋め尽くせますが、五角形では埋め尽くせないことが、タイルの敷き詰め問題として知られています。今回のペンタグラフェンは、この常識を完全に覆すもので、エジプトのカイロ市にある五角形のタイル敷き詰めと同様の形が炭素のナノ構造でも実現するという画期的な発見です。
エジプトの先行例を紹介しつつ「常識を完全に覆す画期的な」とはどういう事だ。
炭素で実現しうる発見は画期的なのだろうが、この文の流れでは「『埋め尽くせない』を覆したのが画期的」と言おうとしてるように読めるぞ。
さて、
こういうのが一つ見つかったわけだから、これからも似たように既知の平面充填パターンからちょっと歪んだ立体配置のグラフェンが続々見つかるんだろうか。
あるいは逆に、炭素の配置パターンから未知の平面充填パターンが見つかったりするんだろうか。
五角形のタイル敷き詰め? (スコア:0)
「エジプトのカイロ市にある五角形のタイル敷き詰め」って何のことでしょう? ペンローズ・タイルではありませんよね........
プレスリリースに参考となる写真や図を入れてくれないと何のことだか分からない
Re: (スコア:0)
英語のWikipediaにありました
http://en.wikipedia.org/wiki/Cairo_pentagonal_tiling [wikipedia.org]
Re: (スコア:0)
カイロのタイル(Cairo pentagonal tilingとかCairo tilingで検索すると色々図が出ます)という有名なパターンがあるんですよ。
Re: (スコア:0)
Cairo Tiling [tess-elation.co.uk]
http://en.wikipedia.org/wiki/Cairo_pentagonal_tiling [wikipedia.org]