キノコ工場火災:4人が死亡…配管工事の作業員か 苫小牧
毎日新聞 2015年04月26日 17時18分(最終更新 04月27日 01時13分)
26日午前11時半ごろ、北海道苫小牧市あけぼの町5のキノコ生産会社「ホクト」(本社・長野市)の苫小牧きのこセンター工場から出火、3棟のうちブナシメジを生産する第1センター(鉄骨2階建て、延べ約1万4800平方メートル)の冷却室付近を中心に約3650平方メートルを焼き、約8時間後にほぼ消し止めた。焼け跡から男性4人の遺体が見つかった。道警苫小牧署は、冷却室で作業中だった配管工事関係者とみている。
配管工事元請けの長野市の設備会社「マツハシ冷熱」によると、死亡した4人は40〜60代とみられ、札幌市東区東苗穂の設備会社「東(あずま)冷機工業」の従業員らが含まれるという。
ホクトの本社管理本部や道警などによると、工場はこの日、操業しておらず、作業員ら6人が工事をしていた。高温殺菌したキノコ培地(コーンコブミール)を冷却する装置に充填(じゅうてん)されているフロンを取り換えるため、うち4人が冷却室で配管の溶接作業をしていた。室内で断熱材の発泡ウレタンが激しく燃えていたという。他の2人は工場の外にいて無事だった。
ホクトは1964年に創業したキノコ生産販売の国内最大手。生産拠点は北海道から九州まで19カ所ある。苫小牧きのこセンターは95年に開設された。
ホクトの工場を巡っては、宮城県古川市(現大崎市)で98年4月、建設中のきのこセンターから出火し、作業員1人が死亡し16人がやけどをした。【野原寛史、坂本智尚】