「頑張れ」よりもほんわかする言葉

こんにちは。
毎日楽しみに見させていただいてます。
村上さんが皆さんの質問に答えられ、最後に「うまくいくといいですね」としめられてますが、とてもいい言葉だと思います。ほんわかします。
「頑張ってね」などと言うと「こんなに頑張ってるのにこれ以上どう頑張ればいいんだ!」とか精神的にまいってる人に「頑張れは禁句!」とか言われ、今まで自分で使いながら後ろめたさみたいなものを感じてました。決して悪い言葉ではないと思ってますが。
でもこれからは「うまくいくといいね」を使わせて頂きます。
(どうぞ、お好きに)なんておっしゃらないで下さい。
(ふじこ、女性、53歳、団体職員)

がんばってください、というのは決して禁句ではないと思いますよ。「がんばってほしい」という気持ちが相手に通じればそれで良いのであって、言葉を単体として取り上げる言葉狩りみたいなのは、あまり健全なことではないだろうと僕は思います。もちろんケース・バイ・ケースで使わない方がよいこともありますが、でも言葉そのものを目の敵にして、「白か黒か」で裁いていくのはちょっと違うんじゃないか、と。いちばん大事なのは、人の気持ちですよね。それを忘れてはいけないと思うんですが。

村上春樹拝