≪SETUP ONE≫◆TIRESFRONT/REARソフトが一番グリップが高いが、寿命は短い。主に予選やスプリントや気温が低い時用。逆にハードはグリップは低いが、寿命は長い。気温が高い時とか耐久でノーピット作戦で行く時とか用。本レースではミディアムが一番妥当な選択。リアが重い車ではフロントよりも1つ硬いタイヤを選択する場合も。
◆BRAKESPRESSURE高すぎるとロックしてしまいコントロール不能。低すぎると効きにくい。ロックしないギリギリのプレッシャーでフロントに加重を残しつつ旋回行動に入るのが理想か。
BIAS(F:R)ブレーキの前後バランス。フロントが強すぎるとアンダー傾向。リアが強すぎるとおしりを振ってしまう。
DUCTブレーキダクト。小さければブレーキパッドが一番仕事する温度帯に早く達するが、さらに高温になってしまうと寿命は短くなる。大きければ効きは悪くなるがよく冷えて長持ち。
◆DIFFERENTIALPOWER加速時のデフロック率。上げるとオーバー傾向、下げるとアンダー傾向。
COASTブレーキ時のデフロック率。上げるとアンダー傾向、下げるとクリップに付け易い。
PRELOADニュートラル時のロック量? 又は全体的なデフの強さ?
≪SETUP TWO≫TYRE PRESSURE空気圧。高すぎると中央部分しか接地せず、トラクションがかからずオーバー傾向。低すぎると両端しか接地せず、ふんばり感が無くなる。
FAST BUMP細かい上下振動に対する縮み側のショック。
SLOW BUMP縦G、横Gに対する縮み側のショック。
FAST REBOUND細かい上下振動に対する伸び側のショック。
SLOW REBOUND縦G、横Gに対する伸び側のショック。
SPRINGSバネ。
上記5項目まとめて、滑らかで高速なサーキットでは硬めが良く、バンピーで低速なサーキットでは柔らかめがいい。バネを硬くするならショックも硬くするなど、バネのセッティング方向にショックも合わせる。
また、個別にセットすることにより挙動のアンダー、オーバーを作る事も可能。フロントのSLOW BUMPを柔らかくし、リアのSLOW REBOUNDを柔らかくするとコーナー侵入でオーバー傾向。両方硬くするとコーナー侵入でアンダー傾向。フロントのSLOW REBOUNDを硬くし、リアのSLOW BUMPを硬くするとコーナー脱出でオーバー傾向。両方柔らかくするとコーナー脱出でアンダー傾向になる。
CAMBERタイヤを正面、真後ろから見た時の角度。マイナス側に振るとハの字になりコーナリング時は安定するが、直線時にはタイヤの接地面積が減り、トラクションが減り、ブレーキの安定性が落ちる。タイヤの耐久性を考える場合、キャンバーを付けすぎるとタイヤ内側の温度上昇が激しく、付けないと外側の温度上昇が激しくなる。内側、外側共に同じ温度になるようにキャンバー角を決める。ただ、そのセッティングが一番早いとは限らない。予選やスプリントではタイヤ内外の温度は無視してセットするのもアリ。
CASTERバイクで言うところのフロントフォークの角度。増やすとアメリカンのように直進安定性は増すが曲げにくい。減らすとレーサーレプリカのように回頭性が増すが過敏になる。
PACKERショックにかませるスペーサー。サスのストロークを短くすることによって、車体の底が路面に当たるのを防ぐ。
RIDE HEIGHT車高。下げるとダウンフォースが増えるが、バンピーなサーキットでは車体の底が路面に当たってしまう。フロントよりリアを高めにすると、フロントのダウンフォースが増える。
ANTI-ROLL BARスタビ。フロントを硬くすればアンダー傾向。リアを硬くすればオーバー傾向。両方硬くするとタイヤ磨耗が増える。レインレースでは両方柔らかめが良い。
TOE-INタイヤを上空から見た時の角度。+方向に振るとトーインでハの字。-方向に振るとトーアウトで逆ハの字。トーインでアンダー傾向、トーアウトでオーバー傾向。リアのトーアウトはスピンしやすくなるので避けたほうが無難。また、トーは付けすぎると最高速が落ちたりタイヤ磨耗が激しくなったりするので良くない。
SPLITTERフロントのダウンフォース調整。1だと空気抵抗は減るがフロントのグリップは減る。2は逆。高速サーキットでのみ1。他は2。
WINGリアのダウンフォース調整。寝かすとオーバー傾向、最高速が伸びる。立てるとアンダー傾向。リアのグリップが増える。