2015年04月26日
DOCUS DCI701 アイアン
今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは DOCUS DCI701 アイアン の7番 です。
シャフトは ダイナミックゴールドCPT です。
ロフトは32度、クラブ長さは37ンチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは中調子 です。
初めて手にした DOCUS というメーカーのアイアンです。
初めて知りました。
これまで色々なメーカーのクラブに接してきていますが、まだまだ私が知らないメーカーがたくさんあるのだと気づかされます。
初めて出会ったメーカーのクラブを試打するときは、いつも以上にワクワクします。
期待感がこみあげてきます。
派手さは無いですが、とてもオシャレなデザインだな・・・。と思いました。
軟鉄の風合いがとても美しいです。
初めてのメーカーではあっても、やはり軟鉄の美しさは共通だと思いました。
今はアイアンにも色々な素材が使われ、ハイテク化も進んでいますが、私はこのようなベーシックなタイプが好きです。
大きさはセミラージサイズといっていいと思います。
やや面長な感じがします。
彫りの深さもじゅうぶんあります。
ヘッドのほとんどが、くり抜かれているように見えます。
フルキャビティアイアンといっていいと思いますが、フルキャビの中でも、かなりキャビティ部分が大きいです。
このキャビティ部分の大きさに、易しさをイメージされる方も多いのではないでしょうか?
同じキャビティアイアンでも、今はポケキャビの人気も高いですが、『掃除のしやすさ』という点で、このようなシンプルな形状のアイアンに魅力を感じます。
直接性能とは関係ないですが、やはり『掃除のしやすさ』は、私にとって、とても大切な要素です。
トップラインの厚さは標準的でした。
ソール幅は、ややワイドです。
低重心タイプだな・・・。と思いました。
ネックは短めです。
ソールが広めでネックが短いので、頭でっかちなタイプに見えます。
今は多く見られるタイプです。
DOCUSのクラブは初めてなので、当然この DCI701 アイアンも初めてなのですが、最新モデルなのでしょうか?
ドライバーほど大きな変化は見られませんが、アイアンにもその時代の流れのようなものがあるように思います。
ホーゼル部分に『MADE IN JAPAN』と記されていたので、日本のメーカーなのだということが解りました。
海外メーカーなのかな?と思っていたのですが、そうではありませんでした。
海外メーカーも、私がまだ知らないメーカーがたくさんあると思いますが、国内メーカーも、まだまだたくさんあるのだと思います。
ひょっとしたら、国内メーカーのほうが多いのかもしれません。
ゴルフクラブに限って言えば、必ずしも『知名度の高さ=高品質・高性能』とは限りません。
知名度は低くても、いいクラブを作るメーカーはたくさんあります。
私はそういったクラブにたくさん出会ってきました。
なので、今日もすごく期待感が膨らんできました。
フェース面にはミーリングは見られませんでした。
見慣れた感じの、シンプルで美しいフェース面です。
今は特に海外メーカーで見られますが、フェース面のデザインも変わってきているように思います。
特にスコアラインの幅が狭かったり、数が多かったりする物も見られるようになりました。
スコアラインはルールで厳しく規制されていますが、私はこのようなオーソドックスで日本的なデザインが好きです。
ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じでした。
セミラージサイズでグースも少し利いていました。
セミグースタイプといっていいと思います。
できればもうちょっと小顔でグースが弱いと、もっといいイメージが出せたような気もするのですが、この大きさや形状でも特に不満を感じることはありませんでした。
今はこれくらいの大きさや形状が、一番支持されているのではないでしょうか?
そして、ヘッドを大きくすればグースを利かせたほうが理に適っているようにも思います。
ヘッドを大きくすればどうしても球がつかまりにくくなるので、それをグースにして上手く相殺しているのではないでしょうか?
これまでたくさん経験してきている顔なので、緊張することもなく、リラックスして構えることができました。
マニュアル系・オートマチック系でいえば、どちらかといえばオートマチックタイプに見えたので、まずはこのアイアンに全てを委ねてみよう・・・。と思いました。
それから、こちらのリクエストのようなものを付け加えたり、細工をしたりしてみよう・・・。と思いました。
試打を開始しました。
『打感』は良いと思いました。
軟鉄らしい柔らかさを感じることができました。
今は『バーン』と弾く感じのアイアンも多くなってきましたが、私はこのように『乗せて運ぶ』イメージを出せるアイアンに魅力を感じます。
球はあがりやすいと思いました。
タフな感じはしませんでした。
重心の低さが活きているのでしょうか?
アイアンは上から潰す・・・。というイメージよりも、どちらかといえば少しはらう感じで打っていきたい・・・。という方にも、このアイアンは易しく感じられるのではないでしょうか?
こういったところも、今のアイアンの特徴のように思います。
『安定性』も高いと思いました。
フルキャビティらしい易しさが感じられました。
最初にパッと見たときから、易しそうな雰囲気がすごく伝わってきましたが、実際に球を打ってみても、その通りでした。
今は易しいオートマチック系のアイアンも多くなりましたが、このアイアンは易しさに加え、軟鉄の美しさも楽しめるアイアンです。
これまでも書きましたが、軟鉄アイアンの良さは打感だけでなく、『微調整が容易』だということです。
ライ角やロフト角の調整が易しいので、プレイヤーの体格などによって、ジャストフィットさせやすいということです。
そういった大きな利点があるので、私は自分が使うだけでなく、仲間たちにもなるべく軟鉄アイアンを勧めています。
今はとても易しくて親しみやすい軟鉄アイアンがたくさんあります。
『飛距離性能』は、まずまずでした。
今は、かなり高性能な『飛距離系アイアン』がたくさんあるので、それほど目立つ感じはしませんでした。
同じアイアンでも、今は『飛ぶタイプ』と『距離感重視のタイプ』では、飛距離において大きな差があります。
私の感覚では、このアイアンは飛ぶ印象があるのですが、今のアイアンの中では『ノーマル』な部類に属するのかもしれません。
弾道も高めで、キャリーもしっかりと稼ぐことができました。
『操作性』も、まずまずだと思いました。
変なクセは全く無いですし、頑固なところも見られませんでした。
なので、左右に曲げることも易しく感じました。
今はなかなか曲げにくい・・・と感じたり、たとえ曲げることができても、自分のイメージとは合いにくい・・・。と感じたりするアイアンも増えてきました。
このアイアンは、そういったタイプではないと思いました。
イメージの中で操っていける感じがしました。
ただ、どちらかといえば細工をするタイプではないように感じました。
このアイアンのもつ大らかさを楽しみたいな・・・。と思いました。
それほどハイテク感は感じず、ベーシックな感じがしましたが、易しさがギュッと凝縮されているアイアンだと思いました。
目を見張るような性能があるという印象は無かったのですが、すごくいいバランスでまとまっているな・・・。と思いました。
イージー系でありながら、プレイヤーの感覚を邪魔しないタイプのアイアンだと思いました。
初めて手にするメーカーのクラブは、解らないことも多いですし、手探り状態で試打することも多いのですが、このアイアンはすぐに馴染むことができました。
このアイアンの易しさをずっと楽しんでいました。
私は球を曲げる練習が大好きで、いつもマイクラブで大きく曲げたり小さく曲げたりして楽しんでいます。
細工をするのが好きです。
しかし、今日はこのアイアンのイージーさを楽しんでいました。
今は『フィーリング度外視』というほどではありませんが、機能性ばかりを追求しているアイアンも見られます。
機能性が高まるのはとてもいいことだと思うのですが、使っているうちに飽きてしまうこともあるんじゃないかな?と思うこともあります。
『高機能であるが故の退屈さ』もあるような気がします。
このアイアンはイージー系ですが、フィーリングもいいですし、変なクセもないので、飽きることなく永く使っていけるのではないかな?と思いました。
永年、頼れる相棒として活躍してくれそうです。
私の友人の中に、易しいタイプの軟鉄アイアンを探している人がいるので、明日早速このアイアンを勧めてみよう・・・。と思いました。
特に彼は人があまり使っていないようなクラブが好きなので、このアイアンがピッタリハマるのではないかな?と思いました。
彼の嬉しそうな顔が浮かんできました。
最初に、いいアイアンに出会えたので、DOCUSというメーカーに好感がもてましたし、親近感も湧きました。
何となく海外メーカーのようにも見えたのですが、日本のメーカーだということで、より親しみがもてました。
このアイアンも、これから何度も試打を楽しみたいと思いましたし、他のクラブもラインアップされているのであれば、是非そちらも試してみたいと思いました。
楽しい気分のまま、練習場を後にしました。
DOCUS ヘッドカバー
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