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公園の遊具から周辺より高い放射線量4月23日 17時59分
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遊具から周辺より高い放射線量が検出された東京・豊島区の公園で、区が詳しい調査を行ったところ、遊具のそばの地表から、1時間当たり最大で480マイクロシーベルトという高い放射線量が検出されたことが分かりました。区は念のため、公園への立ち入りを禁止して原因を調べるとともに、健康相談を受け付ける窓口を設置することにしています。
豊島区によりますと、区内にある「池袋本町電車の見える公園」で「放射線量の値が高い」と近くの住民から連絡があり、区が22日調査を行ったところ、滑り台などが組み合わされた子ども向けの遊具のすぐそばで、1時間当たり最大で2.53マイクロシーベルトと、周辺より高い放射線量が検出されました。
区が23日に改めて詳しい調査を行った結果、遊具に取り付けられた2つの階段の間付近の地表から、1時間当たり最大で480マイクロシーベルトという高い放射線量が検出されたということです。遊具からおよそ5メートル離れると、1時間当たり最大で0.1マイクロシーベルト以下と、通常の値に収まっているということです。
区は念のため、公園への立ち入りを禁止するとともに、遊具のそばの地中に何らかの物質が埋まっている可能性が高いとみて、原因を調べ、今後、撤去などの対策を進めることにしています。
また、区は24日から池袋保健所に健康相談を受け付ける窓口を設置することにしています。電話番号は、03-3987ー4174です。
区が23日に改めて詳しい調査を行った結果、遊具に取り付けられた2つの階段の間付近の地表から、1時間当たり最大で480マイクロシーベルトという高い放射線量が検出されたということです。遊具からおよそ5メートル離れると、1時間当たり最大で0.1マイクロシーベルト以下と、通常の値に収まっているということです。
区は念のため、公園への立ち入りを禁止するとともに、遊具のそばの地中に何らかの物質が埋まっている可能性が高いとみて、原因を調べ、今後、撤去などの対策を進めることにしています。
また、区は24日から池袋保健所に健康相談を受け付ける窓口を設置することにしています。電話番号は、03-3987ー4174です。
原子力規制庁が職員派遣して対応
放射線の専門家で作るICRP=国際放射線防護委員会では、一般の人の被ばく線量について、1年間に1ミリシーベルト以下に抑えるべきだと勧告しています。
遊具のそばの地表で測定された1時間当たり480マイクロシーベルトという放射線量は、その場所に2時間余り居続けると、1ミリシーベルトに達する値です。
このため、原子力規制庁は職員を派遣し、遊具に近づけないように周りをフェンスで囲っていることと、フェンスのすぐ外側の地上1メートル付近の放射線量が1時間当たり0.11マイクロシーベルトにとどまっていることを確認しました。
この値であれば、仮に1年間その場所に居続けても、被ばく線量は1ミリシーベルトを下回るということです。
遊具のそばの地表で測定された1時間当たり480マイクロシーベルトという放射線量は、その場所に2時間余り居続けると、1ミリシーベルトに達する値です。
このため、原子力規制庁は職員を派遣し、遊具に近づけないように周りをフェンスで囲っていることと、フェンスのすぐ外側の地上1メートル付近の放射線量が1時間当たり0.11マイクロシーベルトにとどまっていることを確認しました。
この値であれば、仮に1年間その場所に居続けても、被ばく線量は1ミリシーベルトを下回るということです。