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【政治】

世田谷区長に保坂氏再選 中央区長は矢田氏が最多8選

2015年4月27日 00時13分

 第十八回統一地方選の後半戦は二十六日、市町村首長選と市町村議選、東京都の特別区長選と区議選がそれぞれ投票され、東京の六区を除いて即日開票された。自民、民主両党による事実上の対決型選挙となった東京都世田谷、渋谷両区長選と中央区長選の三つの注目選挙では、いずれも自民が推薦した候補が敗れた。世田谷区長選は、脱原発を訴え、民主、共産、社民の実質支援を受けた現職の保坂展人氏(59)が、自民・公明・次世代推薦の新人を破って再選を果たした。市長選で女性候補四人が当選を確実にし、前回などの三人を上回って過去最多となった。統一地方選の市長選の平均投票率は、二十六日午後十一時十五分現在の共同通信の集計で50・53%となり、過去最低になる見通しとなった。

 世田谷区長選以外の注目選挙では、新人四人の争いとなった渋谷区長選で、同性カップルにパートナーシップ証明書を発行する条例を提案し、現職が後継指名した新人で元区議の長谷部健氏(43)が自民、公明推薦の元都議や民主などが推す元区議ら新人三人を抑え初当選した。

 マンション建設ラッシュで人口回復が進む中央区長選は現職矢田美英氏(74)が新人四人を破り全国の市区長で最多の八選を果たした。

 一年半前の土石流災害で多数の死者・行方不明者を出した伊豆大島(東京都大島町)の町長選は、元町幹部の新人三辻利弘氏(59)が、現職川島理史氏(62)との一騎打ちを制した。

 首都圏とその周辺では、東京六、神奈川四、埼玉一、千葉四、茨城二、群馬二、静岡一の計二十市長選と東京の八の特別区長選で開票作業が進んだ。

 埼玉県北本市長選では、新人の現王園孝昭氏(68)が現職の石津賢治氏(50)を破って初当選した。

 東京の市長選では、三鷹市長選で現職の清原慶子氏(63)が四選を果たした。東村山市長選で現職の渡部尚氏(53)が三選、国立市長選で現職の佐藤一夫氏(67)が再選、清瀬市長選で現職の渋谷金太郎氏(63)が再選、稲城市長選で現職の高橋勝浩氏(52)が再選した。

 神奈川県では、大和市長選で現職の大木哲氏(66)が三選、平塚市長選で現職の落合克宏氏(57)が再選、南足柄市長選で現職の加藤修平氏(66)が再選した。

 千葉県では、流山市長選で現職の井崎義治氏(61)が四選、佐倉市長選で現職の蕨和雄氏(65)が三選、白井市長選で現職の伊沢史夫氏(59)が再選、習志野市長選で現職の宮本泰介氏(42)が再選となった。

 村長選は、十二年ぶりの選挙となった東京都檜原村長選で現職の坂本義次氏(70)の四選が決まった。

(東京新聞)

世田谷区長選で優勢が伝えられ、子育て世代の女性など支持者と喜ぶ保坂展人さん(中央)=26日午後8時58分、東京都世田谷区で

世田谷区長選で優勢が伝えられ、子育て世代の女性など支持者と喜ぶ保坂展人さん(中央)=26日午後8時58分、東京都世田谷区で
 

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