“コーヒー聖地”となった清澄白河 どうしてサードウェーブの店が集まるの? (1/4ページ)

2015.4.26 07:00

【早坂礼子の経済ウオッチング】ニッポンコーヒー戦争 寺町サードウェーブ

 コーヒー市場が伸びている。大手コーヒーチェーン店に加え、コンビニは淹れ立てのコーヒーを安価で提供。豆の産地や味にこだわる「サードウェーブ」の店も大賑わいだ。日本市場の現在とこれからを取材した。

 平日でも30分待ち

 東京都江東区の北部、番地で言えば清澄1丁目から3丁目、白河1丁目から4丁目、西に隅田川、北は小名木川、南端に仙台堀川に囲まれた地域は、江戸時代から“深川”として知られる下町だ。エリア内に浄土宗霊巌寺、浄土真宗本誓寺、日蓮宗浄心寺をはじめ、由緒ある寺院が立地する寺町でもある。寺の隣はまたお寺。通りを歩けば卒塔婆が並ぶ墓地が見える。

 その寺町の一角にいきなり行列が出現する。駐車場に張り巡らされた白いロープに沿って老若男女が嬉々として並んでいる。平日の昼間でも30分待ち、週末ともなれば1時間待ちも珍しくないという。

創業者でCEOは元クラリネット奏者のジェームス・フリーマン氏

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