簡単に書くと、自分はエントリーしたりSPIをしたりESを書いたり面接を受けたりするいわゆる「就活」をしないで行きたい会社から内定を頂きました。
こういう人は案外居ると思うんだけど、就活で悩んだりしている人に参考になったらいいかなと思って書きます。
まず、私には一社だけどうしても行きたい会社がありました。そもそも就活をあまりしたくなかったので、そこに時間をかけようと決意。
就活時期(4月〜)からやっていたら出遅れるし長引くと大学の研究・調査時期に支障をきたすと考えたので、1月くらいから行動開始。
調べると、小さい会社だったのでそもそも採用をしていない。うーん。あきらめられなかったのでメールを送るも、返事がかえって来ない。
で、またまたあきらめられなかったのでそこの会社から本を出している知りあいの先生に頼み、採用の有無の確認と「話だけでも聞かせて欲しい」という内容のメールを送ってもらう。
(「話だけでも聞かせて欲しい」の「話」がなんなのかあまり考えていなかったが、とりあえずやり取りする機会を作らないと何も始まらないと思って聞く。)
すると、「採用はしていないけど社員にメールしてくれたら話をする」と返信を頂けたので、「会社に直接行く!」的な返信をする。(ちなみにその会社は東京、自分はかなり遠い所に住んでいる)
また返信が来て、「社長が話を伺うと言っているので、よかったら来てくれ」と言って頂けた。やった。
このチャンスをものにしようと思い、自分をプレゼンするスライドと企画案を考えて持参した。持って来てと言われてないけど履歴書も持って行った。
それが功を奏したのかわからないが、お会いして1時間ほど話した後に「お互い適正見るのに1ヶ月くらいバイトしてみる?」と言われて、バイトした。んで内定貰いました。
流れを書くとこれだけなのですが、他にもポイントがあり、
②大学名と専攻(その会社にどんぴしゃ)でそこそこ学力の保証があった
③愛想とか礼儀は一応人並みにあった…と思う
④社長がいい人だった
⑤経営上まあまあ余裕があり、一人くらいなら雇っても問題なかった(タイミング)
っていうようなこともあると思います。
他にも採用の有無を電話で聞いてきた人は5〜6人居たそうですが、採用していないと言って断ったとのこと。
おそらく自分くらい食いついて来た人がいなかったのと、こんだけ行動したのを社長が気に入ってくれて採ろうとしてくれたみたいです(他の社員さん談)。
よく就活は最後は運って言いますが、やれそうなことをすべてやってみた上で相手側の条件(人員の空き、欲しい能力、決定権を持つ人がどう思うか)とマッチすることを運って言うのかな、と思いました。自分も、他の人がもっと早くアグレッシブに行動していたら採用してもらえなかったかもしれないし…。
あと、一応他の就活っぽいことも少しはやりました。学校とかデカいところでやる合同説明会は行かなかったけど、1日インターンは3社くらい行ったし説明会も2社くらい行った。あとリクナビマイナビにも登録して6社くらいはプレエントリーしたし、バイトしてだめだった時のために内定をくれそうな業界はチェックしてました(自分の専攻的に合う会社はあったし、学校の紹介もあったから多分内定は出た。)なのでセーフティネット(?)はありました。
・会社の内情を知れる
・行きたい所に押し掛けるわけだから当然だけど、行きたい会社に行ける
ってことが挙げられますが、一方でこの方法は小さい会社だからこそできたことでもあり、給料は大企業より安いよ、と最初から言われています。
なので万人向けではないし、みんながこれをやったら意味がなくなりますね。
そもそも1点集中できるほど行きたい会社を見つけるのが一番難しいかもしれないし、会社の内情(給料、人、福利厚生)を確かめないと危ないと思います。
何十社何百社と受ける就活もアリだと思いますが、私はそれをしたくなかったので、自分のやりたいこと、できること、条件を見直しました。
そうすると業種や会社がしぼられて、探してみたら採用していなかったけど、そこで働きたいから諦めないでやれることを全部やってみたら、内定を頂けました。
自分のやりたいことを自覚する、または作ることが一番難しいと思うんですけどね…
就活で苦しんでいる人が居たら、なんらかの参考になれば嬉しいです。